見出し画像

食生活をアルゴリズムにゆだねてみる 〜コンビニで健康的な食生活は送れるのか?

2019年10月に、ブレインパッドのサテライトオフィスが目黒の駅ビルにオープンし、チームの本拠地が目黒になりました。

画像2

すると、1階にファミリーマートが入っていることからファミマに行く頻度が急増しました。時間が無い時には小腹を満たしたり、コーヒーを買ったりと何かとファミマにお世話になる生活に。

画像2

3食すべてをファミマで食べても耐えられるのか?

ふと思ったわけです。ファミマにはものすごい種類のサンドイッチ、おむすび(ファミマでは"おにぎり"ではない)、お弁当やが並んでいます。全種類を食べたら一体何食分になるのか。

健康に気を使ったお惣菜もたくさんあるし、これは3食をコンビニで過ごしても食生活は成り立つはず。でも、なぜか「コンビニは時間のない時の非常手段」という感覚がこびりついて離れません。

アルゴリズムに献立を考えてもらおう

なんてことを考えながらファミマを覗いてみると品数が多すぎて、献立を考えてたら迷ってしまって、買うのに何時間かかるか分かりません。

そんな2019年年末のある日、白金台の社内でデータサイエンティスト 町田くんと雑談していまして、

せきぐち 「なんか塩澤さんのブログ投稿、楽しそうだよねー」
町田 「せきぐちさん、何かやらないんっすか?」

なんて言うもんですから、ちょっとした対抗意識が芽生えたわけです。
(ちなみにこちらが、取締役 塩澤さんがAIに任せて旅行に行った話。)

何にしようかと雑談を続けているなかで、
ふと、「あ、アルゴリズムに献立をまかせちゃえばいいじゃん」と思いたつわけです。

そこに、CDTOの太田さんがやってきて「どうせならアプリ作っちゃいましょうよ」と完全に悪ノリモードで言ってくれたので、
「じゃあ、ボクは身体をはれば良いってことね」となったのがことのはじまり、というわけです。

“DX“とはこういうことだ

遊びゴコロからアプリまでサクッと作れちゃうところがブレインパッドの素晴らしいところ。アイディアと、データサイエンティストとエンジニアが揃うとこんなスピード感でものづくりが出来てしまいます。

世の中デジタルトランスフォーメーション(DX)がテーマになっていますが、こんなスピード感を出せるケイパビリティと「ノリ」が、次の時代を支えていくのではないかと思います。

仮にこの話が、いわば俗に言う「PoC」だったとすると、わざわざこのようなレベルの話を外部のITベンダーに発注している場合ではありません。

真面目なことをもう一つ言いますと、AIブームのおかげで機械学習による予測・分類技術のコモディティ化が進む中で、当社では「数理最適化」領域の強化をCDTO 太田さん主導で進めています。
今回のメニューの件は、まさに数理最適化問題で魅力的なネタなわけです。

「ファミマ 5daysチャレンジ」のはじまり

そんなこんなで、CDTO 太田さんの旗振りのもと町田くんを含む悪ノリチームが結集され、アプリ開発があっという間にはじまったわけです。

条件付き数理最適化問題ですので、ここから大切なのが「何を制約条件にして最適化するか?」を決めることです。

ですが、今回はできるだけ制約条件をシンプルにしていこうということになり、当初の目的に沿ってたった一つだけの条件を出しました。

「とにかく、健康的に暮らせること」

コンビニで食事をつづけることは良くない、という漠然とした先入観に対するチャレンジなので。その他の条件は、ユーザービリティを高めるなかで追加されていくはずなので、僕からのリクエストはまずはこれだけにして、残りは開発側のアイディアにまかせることにしました。

細かな要求仕様書をつくっていくレガシーなアプローチはとりません。
開発側のクリエイティビティとユーザー(僕)のことを想う優しい気持ちに期待をして、楽しみに待つことにしました。

年末年始をまたいて、約2週間ほどでアプリの試作版が出来上がったという連絡がきました。

そう、はやいんです。

そこから1週間くらいで机上でユーザービリティの検証をして、以下のようなことを改善してもらいました。

・朝食・昼食・夕食にグルーピングしてメニューを出す。
・1日の栄養摂取の進捗だけでなく、1週間累計の進捗も分かるようにする。
・ドレッシング1本、とか現実的ではないレコメンドはしない。
・お昼のメニューにビールを出さない(笑)

そんなこんなで、ビジュアルもかなり改善され、こんな感じのアプリに仕上がりました。

ユーザーはたった一人、私だけ。
なんなら、おすすめ商品リストをEXCELのリストで送ってくれるだけでも十分なのにも関わらず、こんなに気をつかってくれました。
ファミマの公式サイトから画像を引っ張ってくるなど、商品名だけ迷ってしまうケースを想定した、やさしさと温かみを感じます。

画像3

かくしてアプリも仕上がり、残るは1週間(正確には月〜金の5日間) 計15食をファミリマートで過ごすのみとなりました。

果たしてコンビニだけで15食も耐えられるのか?
そして、どんな商品がレコメンドされてくるのか?
題して「ファミマ 5daysチャレンジ」。はじまりです。





この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

22
株式会社ブレインパッド 取締役 / 元外資系コンサルタント / 現在は自分の職業がどこにカテゴリーされるのか分からず、日々探求中。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。