サバの煮付けは二度おいしい

最近、家庭の事情があり料理を頻繁にするようになった。年齢的には立派な大人だが、これまで料理が習慣化するような状況になったことが少なく、思い返せば初めての一人暮らしで約2年間作っていたのが、15,16年前だろうか。

あの頃は、ひたすら炒めることしかできず、旬な食材などの意識もなく、ただただ食べたい物を加熱していただけだったので、果たして「料理」と言えるのかすら怪しい。

最近覚えた料理の中でも、わりと上手にできるもの。
「サバの煮付け」だ。

上手にできる、といってもレシピサイトで見た内容のまま作るだけなので、美味しくできて当たり前ではある。
だが、料理の道での未熟者として、これはこれでハードルも低くはなく、火加減、煮る時間、調味料とサバの切り身のバランスなど、立ちはだかる壁は多い。

4〜5回目にして、ようやくレシピを見ずとも作れるようになり、さらにはレシピサイトの調味料量バランスをアレンジし、自分好みの味にまで少しだけ変化を加えることまでできるようになってきた。

サバの煮付けは、和食のド定番として間違いなく美味しい。
そこに、さらに気づいた美味しい食べ方、、、というのか、アレンジとでもいうのか…がある。

煮付けに使った生姜だ。
煮汁がいい具合に染み込んだ生姜を、おにぎりの具材に使う。これは絶品だ。

世間一般的にもすでに知られている食べ方であろう、おそらく。
ただ、これをレシピサイトで見たわけでもなく、知人に教えてもらったわけでもなく、自分で見つけたところに、美味しさ倍増の鍵があると思っている。

サバの煮付けを作るときに、生姜の量が推奨レシピより増えてしまうのは、致し方ない。

明日のお昼用のおにぎりにも、それは入る。

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