1歳半差兄弟の妊娠出産の話(1)

この度ありがたいことに第二子を授かり、順調にゆけば今秋、我が家の子どもたちは1歳半差の兄弟になる。

出産に絶対はないのだが、第二子を迎えるにあたって悩んだことや決断したことを備忘を兼ねて書き記したいと思う。なお事実を淡々と綴っていくため、今回小ボケ要素は少なめです。

1歳半差になった経緯

元々、夫とは「子どもは2人以上欲しい」という意見で一致していた。何歳差にするかまでは言及していなかったが、長男出産後しばらくして、夫が「出産も育児も体力がいるし、できることなら早いうちにまとめて産み育ててってやったほうがいいと思う」と言い出した。両実家とも遠方のため、平日はほぼワンオペでてんてこ舞いだった私だが、たしかにそのほうがいいのかもしれないと思った。夫の言うことに納得したのもあるが、長男を育てながら仕事復帰して数年内にまた妊娠、産休入り、出産..という道程が果てしな過ぎて、『どのみち2人目を試みるならば、このまま復職せずに産休に入りたい』という思いが日に日に募っていたからというのもある。

そうして妊活時期について具体的に話し合うようになった。もちろん、無事授かれるかどうかも分からない中でだったが。

結論から言うと、妊活時期は2020年の12月から翌2021年7月までの約7ヶ月間と定まった。
決定要因となったのは子宮頸がんワクチン接種と長男の育休の終了時期だ。

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開始時期の決め手

長男出産後に必ずやろうと夫と約束していたことが、私の子宮頸がんワクチンの接種だった。
子宮頸がんは別名 マザーキラーと呼ばれている。診断される女性の多くが20代後半〜40代前半で、子どもを残して亡くなるケースが多いからだそうだ。私は『子どもが幼いうちは子どもを残して死ねない』という思いを、長男を育てているうちに強く意識するようになった。そう思わせるほどに、子どもというものが予想以上に弱く、親や周りの環境次第でどうにでもなってしまうことを痛感したからだ。ふにゃふにゃでプヨプヨで毎時毎秒泣いたり笑ったりせわしない我が子を見ていると、この子ができれば自律するまではマザーキラーの餌食になるわけにはいかない、と固く胸に誓うのである。
子宮頸がんワクチン(私が打ったガーダシルという4価のワクチン)は6ヶ月間にわたり計3回打つのだが、その間避妊することが推奨されている。私は2020年11月末に全て打ち終わった。こうして妊活開始時期は同年12月になった。

ちなみに妊活前に乳がんの定期検診も受けた。妊娠・授乳期に入るとレントゲンはもちろん、がんのように治療法が限られてくる疾病があるので、妊活前の期間はそれらの検診を計画的に進めるのが望ましい。悪阻が重たい人はとくに虫歯も治療しておいたほうがいいと思う。一度妊娠すると、その後の授乳期間も含めて、年単位で身動きが取りづらくなる。

終了時期の決め手

私の勤め先の規則では、育休は出産日から最長2年間取れる。なので長男の育休に繋げて第二子の産休を取るには、長男の2歳の誕生日である2022年3月某日までに第二子の産休入りをして(予定日まで6週間を切って)いなければならない。でないと、育休に繋げられないだけでなく、空きがなくいまだ保育園に入(はい)れていない長男を自宅保育しながら復帰せざるを得なくなる。妊娠しているしていないに関わらず、そもそも預かり先がなければ現実的に復職は無理だ。そうなれば、退職 と言う選択になるだろう。このご時世、職を失うことだけは避けたい。
なお我が家のある自治体は、認可保育施設への入所の順位を決める基準点にきょうだい点というものがあり、きょうだい同時に申請すると頭ひとつ抜けて入りやすくなる。つまり第二子がいたほうが上の子もまとめて保育園に入れる可能性がぐんと高くなるのだ。

したがって、2022年3月に妊娠9ヶ月となっていなければならず、ざっくり逆算して2021年7月頃が妊活の終了期限、ということになる。

時期決定後の心境

妊活期間は12月から翌7月までーー
時期が決まってから、むしろ明確になったがゆえになおさら、妙な焦りが生まれた。

この期間に授からなかったら今の職場に復帰することは難しいだろう...
時短勤務に切り替えたり、ベビーシッターの利用、転職、などやりようは色々あるだろうが、果たして未知の2歳児を育てながらどこまでできるだろうか...
仮にしばらく専業主婦になる選択をした場合、今後どんなキャリアが考えられるか...(←この選択肢はそのうち考えられなくなった。というのも、専業主婦だと子どもの預け先を見つけるハードルは格段に高くなる、そうなると自宅保育せざるをえなくなるが、来る日も来る日も子どもと向き合い、同時に家事育児をこなす今の日常が私にはしんどすぎて、気が狂いそうだからだ。)
あとは奇跡的に年度中に保育園に空きが出ることを祈るのみか...

妊娠できますように... というシンプルな祈りだけでは済まないことに、働きながら産み育てることの難しさを痛感した。

本記事は以上で終わる。次回以降は妊娠期に悩んだこと・準備したこと等をまとめようとおもう。

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