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3Dプリンタで木工用ジグをつくる

今日は午後に友人宅のリフォームのお手伝いです。
壁に衝立を固定することになりました。
材料はやっすい北洋材とAmazonに売ってるベッド用の組み立て金具です。
金具を埋め込むために彫り込むのがメンドクサイので3Dプリンターでジグを作ります。ジグってのは日本語にも当て字がありまして治具と書きます。治具自体は木材だったり厚紙だったりといろんなもので作るものなんですが3Dプリンタは最適だろうなぁと思います。

さて、これが元の状態

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分かりづらいけど両端をトリマー&ギンナンビットで修飾しています。
次に、ジグその1

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こんな感じでビスで固定して、トリマーで座繰ります。
引き続き、その2です。

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中央をさらに座ぐるためのジグです。1つ目と同じねじ穴にすればよかったなぁ。※実は後から作ったのでまだ使ってない。
微妙に右側が丸みを帯びています。こういうのは3D CADだとものすごーく簡単です。よく見ると4面のセンターには溝が入ってて現物とのセンター合わせがしやすくなっています。
内側の模様がうっすら見えますね。これはSnapmaker2で出力しました。
Ender-3と比べて出来栄えがよいみたいです。
でも、curaと比べるとパラメータがかなり少ない。

次は、2段ざぐったあとの写真です。

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2段目はジグを使ってないのでいびつですね。やってる最中にやっぱ2段目もいるなぁと感じてあとから作ったのです。後日ほかにも同様の彫り込みをするので次回使おう。

これが完成予定の写真

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ロック機構付きの凹凸金具を埋め込みます。取り付け側のついたてにも同様にざぐって取り付けます。この木材自体は壁のコンクリートに穴を開けて固定します。うまくいくかな???

という感じで、はじめて専用ジグを作ってみました。
トリマーを使うときは何らかのジグを使います。
・ベアリング付きのビットで習い加工(これはジグを使わないケース)
・トリマー側にフレームをつけて習い加工
・固定可能な直線定規による習い加工
・専用ジグによる習い加工
当然ながら専用ジグは作らないといけないから手間はかかるけどあるとないの違いは大きい。

ジグと3Dプリンタはとても相性がよいと思います。他のモノとくらべてデザインは楽だし、印刷も速いし、微調整しやすい。
難点があるとしたら、細かい目盛りがよくみえないとか、トリマーの発熱に耐えないとかありますが使い方次第かなと。

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