見出し画像

小規模学習塾のメリット # 1

 以前、このような記事を書かせていただきました。

 今回は、この学習塾を始めて、ここまでに感じた小規模学習塾のメリットについて、まとめさせていただきます。
 以前の記事でも申し上げましたが、大規模塾には大規模塾なりのメリットがあります。それは、ここでも否定しません。それを前提にして、今回も小規模学習塾のメリットを書かせていただきます。

 小規模の学習塾を始めて、まず感じたのはカリキュラムに縛られなくて良いことのメリットです。これは、クラス昇降のある学習塾だと難しいと思います。クラスが変わったら、やっていることが変わるとなると、子供たちが混乱するからです。
 しかし、私たちは1クラスで行っているので、クラスの状況に合わせて取り組む内容を変えられます。今年の6年生は、6年生になってから私立中学受験の勉強を始めた子達なので、この夏期講習は徹底的に基礎固めを行っています。算数は、「比」の概念を基礎基本から叩き込んでいます。

 また、カリキュラムが無いと、教える側に「今週は、ここまで教えなければならない」というような焦りが生まれません。その余裕が授業の質にも繋がっているような気がします。特に理社は、子供たちの興味を引き出すアプローチがしやすいです。

 生徒の状況を把握することに関しては、大手学習塾にいた時と同じように把握できます。多少把握できるポイントはズレるのですが、それは一長一短です。
 ただ、その状況に対して、個別のアプローチがしやすいのは小規模塾だと思います。大規模だと、1人の子に費やしてあげられる時間が限られています。
 今お通いの6年生3名の保護者様とは、常にメールのやり取りを行い、密に連携をとらせていただいてします。子供たちの些細な状況に対して、細かいケアができていると考えています。

 もちろん、一長一短なので、思うようにいかないこともあります。たとえば、受験に対する危機感の醸成や家庭学習に対する意識です。大手学習塾では、クラス昇降が受験の訓練になっていたので、それらの意識を高めやすかったです。そこら辺は、まだまだこれから成長してもらわなければならないと思っています。

 いずれにせよ、現時点では最大限小規模学習塾の利点を生かして指導できていると考えています。このまま、今年の子達に合格できるように取り組んでまいります。


この記事が参加している募集

オープン学級通信

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?