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【2023年受験】9月の合不合判定テストを受けて

 少し遅くなりましたが、今回は9月の合不合判定テストについて記事を書こうと思います。

 といっても、語ることが無くなってきて困っています。これまでの記事で書いてきたことから、大きく変わった認識はありません。

 改めて述べるとすれば、やはり合不合判定テスト(四谷大塚)と合格力判定テスト(日能研)には、一貫性が無いように感じるということです。今年も、両方の模試を受けてもらっている子がいますが、その数値を見ると、個々に「模試との相性」というものが存在するように思われます。一方で良い結果を出しても、もう一方ではパッとしないことがあり、やはり一つの模試に頼って判断するのは、リスクが大きいと感じております。

 今年人数が増えてさらに感じたことは、「理社の得意不得意というものは存在しないかもしれない」ということです。
 興味深いことに、模試によって理社の成績が逆転することがあります。一方の模試では社会が良かったのに、もう一方では理科が良いということは、しばしば見受けられます。指導している方の手応えとしても、「この子は社会が得意で、理科が苦手」というような子が、模試によっては成績が逆転することもあり、「あれ?」と思うこともあります。

 そう考えると、確かに過去問でも理社の点数で大して差がでないことにも気づきます。決定的にどちらかが得意で、その学校の入試問題の難易度では満点近くが取れてしまうという子は別ですが、決定的ではない子だと、実際の入試問題では、それほど差が出る印象はありません。平均点の兼ね合いも考えると、「理社の得意不得意」に囚われる必要は無いように感じています。むしろ、そいうった「得意不得意」という先入観に囚われて勉強する方が損するのではないでしょうか。

 そういう点においても、やはり模試は複数受験した方がいいと考えています。日曜日に特訓講座のある学習塾にお通いの方は、なかなか難しいと思いますが、ぜひ検討してみてください。
 たとえば、合判模試であれば自宅受験も可能です。冷静な中学受験をするためには、選択肢の一つとなります。


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