見出し画像

【中学受験】学習相談をしていて思うこと

 おかげさまで、最近は学習相談のご依頼を受けることが多くなってきました。それを機に入塾される方、有料学習相談をご利用される方、無料学習相談だけの方など、様々な方がいらっしゃいますが、その全てが私たちの学習塾の財産になっています。様々な方とお話しすることは、私たち自身の指導を客観的に見つめ直す機会にもなっています。

 さて、そのように学習相談の機会を重ねることで、最近少しずつ見えてきたことがあります。それは、保護者の方が、模試の偏差値によって子供を過小評価しているという傾向です。
 これまでの記事でも、模試の偏差値と指導の手応えの矛盾について述べてきましたが、どうも偏差値に対する現場感覚とご家庭の感覚は一致していないように思います。

学習相談にお越しいただく方の多くは、「この偏差値で、その心配を必要はありません」という話をすることが多いです。そのため、迂闊に転塾を勧めることもできません。「今の学習塾で、十分に頑張っているのではないでしょうか」という話で終わることが多いです。

 学習相談にお越しいただく以上、ご家庭の不安を取り除くことを第一に考えております。不必要に不安を煽り、転塾を勧めるというようなことをしても、あまり意味がありません。そういう風に転塾していただくと、かえって転塾後に上手くいかないものです。それは、私たちのような小さな学習塾にとっても良いことはありません。
 ゆえに、客観的に成績を分析することを心がけております。もちろん、悪いときは悪いと、はっきりと申し上げます。ただ、学習相談の半数以上は、ポジティブなことを話すものになっております。「もっと自信を持ってください」と。
 それに、多少の不利があったとしても、その状況をポジティブに受け止め前向きに努力する方が良いものです。もちろん、楽観的になったり、盲目的になっては意味がありません。状況を冷静に受け止め、建設的な中学受験にしていただけるように心がけております。

 そんな学習相談でよろしければ、ぜひ一度ご利用ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?