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夏期講習を振り返って@2020年

BOX OUT初年度の夏期講習が過ぎました。
小規模学習塾を開校して、大手学習塾とは異なる夏期講習を過ごしたわけですが、その違いについて、感じたことをまとめさせていただきます。

まず、BOX OUTの夏期講習の概要について簡単にまとめますと、20日間の授業と5日間の自習室開放を行わせていただきました。
各地方公共団体によって、小学校の夏休みの期間が異なったため、柔軟に対応しましたが、人数が少ないこともあり、授業時間分は全員に参加してもらうことができました。

さて、今回の夏期講習で一番強く感じたのは、「柔軟な指導の重要性」です。
夏休みの短縮に対応するために柔軟な対応を迫られたわけですが、それがかえって好結果を生みだしたように感じます。
決められたカリキュラムをこなすよりも、その場で柔軟に対応する方が、教育的効率は高い気がします。
学校のスケジュールのズレで全員が同じ時間に揃わない週は、空いてしまう時間を自習室開放し、指導時間を増やしたことなども成績向上にもつながりました。

また、生徒たちの状況に合わせて、当初考えていた4教科の授業数のバランスも変えました。
国語に関しては、当初算数と同じ時間を行う予定でしたが、途中で行った確認テストでも国語の成績は良かったため、その分を苦戦している社会に回すなどの工夫を行いました。

ただし、最難関を目指す受験となると、話は変わるかもしれません。
大手学習塾のカリキュラム制のメリットを感じるところもありました。

柔軟な対応は、その子の課題に対応するのには効果的ですが、必要な知識全てに触れられるわけはありません。
ゆえに、最難関を目指すためには、教えるべきことの抜け漏れが生まれるリスクはあると思います。
やはり、最難関校を受験する場合は、「いつ」の「どのテキスト」で「何」に触れるということが決まっているカリキュラム制の方が、抜け漏れを生むリスクが無いので、小規模学習塾よりも優位にあるでしょう。

また、毎年同じカリキュラムを行う場合、指導する側も昨年とのデータの比較が可能になることも、カリキュラム制のメリットです。
カリキュラムがあると、どのテキストのどの問題で、どれくらいの正答率の子が、どういう学校に合格していくという手応えが得られます。
今年は、その手応えを感じることが出来なかったので、それは苦しかったです。
ただ、結果的には想定通りの成長を促せたとは思います。
それも、最難関を目指していないからではありますが…

さて、そのようメリット・デメリットを感じながら指導に当たって、わたしたちが確信を持って出来ることが少しずつ見えてきたのでお話しさせていただきますと、日能研四谷大塚の偏差値50まで、サピックス偏差値40までの受験はカリキュラム制よりも、柔軟な指導の方が効果的な指導が行えると考えます。
それは大手学習塾の大規模校舎での指導経験から、下位ブロック層の課題に対する指導のしやすさで考えています。

ゆえに、私たちとしては、現時点で大手学習塾の大校舎で成績が伸び悩んでいる子達には、より効率的な指導が行えると考えております。

私たちの指導に興味がございましたら、ぜひ気軽に学習相談にお越しください。

【教科別】



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