見出し画像

アーティスト単位で音楽を聞く贅沢について

最近リーガルリリーにはまっています。アーティストを意識して音楽を聞くのは久しぶりだなあ。

音の歪み具合が好みすぎる。

好きなノイズ感集

上手く言葉にできないんですが、ジュワァァーン、ゴワアアァァーっとしたノイズ交じりの音が好きです。

聞いた方が早いので聞いて。

大体伝わったでしょうか。オススメがあったらどしどし教えてください。

いるかホテルって、村上春樹じゃん。

これは豆知識なのですが、動物の名前と適当な単語をくっつけると短編小説のタイトルみたいになります。

・あしか祭り
・カンガルー日和
・きつねレトリック(これは実在しません)

好きな語りっぽい歌い方集

あと、今回の話の主題ではないんですが、「語り」っぽい歌い方が入る曲なんかも好きです。最終盤のところ。

また例示をするとこんなやつです。

厳密には違うけどこれのAメロのダラーラララ ラララ ラララ ラララって早口になるところいいですね。百貫デブにはサプリメントを有色人種にはマシンガンをフォロミー。

ランキングだけでは退屈

ストリーミングの人気ランキングを見ていても香水のせいにしたり夜を駆けていたりであんまり面白くない。

思い返すと、そういうのは今に始まった訳ではありません。まだCDのオリコンヒットチャートが人気のインディケーターとして機能していた頃も「退屈だなあ」と思っていたし、「握手券」を発明しチャートの仕組みが簡単にハックされていることに憤っていましたね。

アーティストを、曲名すら意識しない聞き方

サブスク、みなさんは使っていますか?便利ですよね。

僕はよく運転中や作業中にAppleが作ってくれたテクノやらアンビエントのプレイリストをかけたり、YouTubeでLofi hip hopのラジオをかけたりします。作業がはかどりますし、新しいジャンルとの出会いがあったりもします。

ただ、便利さについて先日友人が


「便利·快適」の裏には、本来体感すべき経験を捨ててしまうという方向性が含まれている。

と言っており、それは音楽の聞き方にもあてはまるんじゃないかと思いました。

サブスクを利用しているときに得る便利さとは自分でディグらずとも感じのいい音楽を、アーティストを、いや曲名すら意識せず聞ける手ごろさであり、捨てている体験が好みの1枚をディグる楽しさです。

プラットフォームが提供してくれるプレイリストで新たな出会いがあることもありますが、どうしても深くハマらないのには「自分で掘り当てた」感がないからではないでしょうか。

人からオススメされた映画やアニメよりも自分で探し当てたものの方が面白く感じることってみなさんもありませんか?サブスクで音楽を聞くときもどうやら同じことが起こるようです。

自らピンポイントの好みをディグる贅沢

まとめに入ると、「サブスクのテンポの速い消費スピードの中で本来あるはずだった自分で探し当てる体験を自ら進んで捨ててしまっていた」という気付きがあったって話です。

ツタヤのCDの海からお気に入りの1枚を探しあてる楽しさやライブハウスまで足を運び好きなバンドを見つけるあの楽しさの再現を目指す気概が生まれました。

えっ、老化だって??老化ねえ。。。確かにそれもあるのかもしれない。

なるべく抗いたいのだけれど、できない可能性も高いのでやはり今のうちに好みを広げる必要があるなと思います。

おしまい。

投げ銭されると、とてもうれしい