部活の長時間練習について

吹奏楽部の部員が自殺をしました。報道だと練習が長時間に及んでおり、仕事でいう過労死ラインを超えていたそうです。なんとも悲しい出来事です。そこで今回は部活と長時間練習について、どうすれば良いか考えてみました。

部活といっても、その活動が何を求めるかはいろいろあると思います。
楽しみたい、強くなりたい、試合で勝ちたい。
おそらく、練習時間が度を超えるケースは「勝つ」ことを要求される部活じゃないかと思います。(コンクールで優勝するとか、賞をもらうという場合も含みます)
「勝つ」ためにはどうしたら良いかというと、もっとも安直な方法は練習をいっぱいすることです。
では、部活動の時間に制限が加えられたとして、皆その時間しか練習してはいけないという事になった場合、何で優劣がつくかというとそれは才能になるのではないでしょうか。同じ努力では才能があるヤツに敵わないと思います。
何が言いたいかというと、才能で劣る人間は人一倍努力して才能の差を補うしか方法がないと思うのです。これがひとつの見方。

この見方は同じような練習内容の場合です。次は練習内容が異なる場合はどうでしょうか。短い時間で効果がある練習。そういう練習方法というものはあります。ただ、そういう練習方法はその道をある程度極めた人にしか見つけられないものです。その人が自分の経験の中で学んだこと。つまりノウハウですね。そういう先人の知恵をもってすれば、短い練習時間でも「勝つ」ことができるのではないでしょうか。

学生の部活動においては、なによりも練習方法にこだわるべきだと思うのです。ただ、それはノウハウのない教員では難しい。ノウハウがない教員が「勝つ」ことを目指すとどうしても練習時間を増やすしかなくなってしまいます。

やはり、学生が部活動にあててよい時間というのは限度があると思います。限られた時間の中で効果をあげ、「勝つ」こを目指すなら、それなりの人を指導者にしないといけないと思います。


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