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ワークショップデザインをする時に思い浮かぶ-パティシエさんとお嬢さん

久しぶりにワークショップをデザインする。

自分の意志を反映させられるという意味で。

依頼あってのWSやテーマが決まっていてデザインする時は自分の意志よりも、依頼の趣旨やWSの目的の方が優先されるから、自分の意見や意志を通すことはない。

今度デザインするワークショップも一人でやる訳ではないんだけど、自由度が高い。

何かをしようとして始まったのではなく、

したいことをカタチにするためのワークショップだから。

ただ、オンラインワークショップという制約はある。

オンラインワークショップの制約

オンラインワークショップ用のツールって今では凄く沢山増えたみたいだけど、私はあまり使えていない。私自身のITリテラシーが高くない事もその一因でもあるし、私が対象としたい人達もツールを使いこなす人達ではないというのが大きな理由。

オフラインWSの時もだけれど。使う道具の使い方を理解するのに、参加者の時間や労力を使わせたくないというのが大前提にある。

参加者の事前情報を可能な限り集めて、一番簡単なツールやワークを用意する。その代わり参加者のWSへの慣れや理解度に合わせて、+1、2段階上の難易度のワークへ変えられる様に準備しておく。

オンラインはよりツールへの慣れや理解の差が顕著になりやすいから、

「これどうやってやるんですか?」

の質問を出させないために、腐心する。

さて、オンラインワークショップの制約とはなにか。

オンライン、そのものなのかもしれないと思う。オンラインだから参加しない、できないって人達が確実にいて、その壁は高い。出来ている人にはどおってことない壁かもしれないけれど、未知なる世界を避けたくなるのは誰だってあること。オンラインが未知なる世界であるなら、+してハードなツールを使いたくないというのが私の考え。

大事にすることを何か決める

この記事を書いている間に打ち合わせをした。非常に楽しい時間だった。1回で終わるかと思ったけれど、終わらなかった。

丁寧にデザインをしている。一つずつ何が大切かを確かめながら。お互いの大切なコトは違って良い。違うコトを認め合いながら、このワークショップで表現したいコトは何か、ワークに参加した参加者にどうなって欲しいのか、そうなるためにはどんな仕掛けが必要なのか。

銀泥『パティシエさんとお嬢さん』

ワークショップの話から唐突に漫画の話をする。

丁寧な作りというところで。想起された作品。お互いが良いなぁと思いながら徐々に距離を縮めていく作品。

それがじれったいと思う人もいるかもしれないけれど、お互いを思い合っている様子が凄くいい。

お互いを思い合うって、つまり尊重するというコト。恋愛だから、相手に好かれたい、好きになって欲しいという思いはあるけれど、自分勝手にならないのは難しい。

ワークショップデザインも。

この記事の最初に今度のデザインするワークショップは自由度が高いと記した。

それは尊重しあえる相手と一緒にデザインしているから。

尊重しあえる相手とは発想が広がりやすい。

居心地が良い。

それがワークショップに現される。








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