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「子育てほぼ卒業組」にも元気をくれるもの

子育てエピソードのnoteを読むたびに、あぁ、宝ものだなぁと思う。

そこに広がっているのは、わたしにはもう戻れない世界。幼い子どもを育てる悩みや葛藤さえも、わたしには手の届かない眩しいものに映る。

子どもとの時間は有限。

子育てに忙しいころは毎日が精いっぱいで、その時間を味わう余裕なんてなかった。子どもとの時間が有限であることすら、気づいていなかったかもしれない。

最近、子どもたちが小さかったころをよく思い出す。思い出すキッカケをくれるのは、いま子育て真っ最中のnoterさんたち。お子さんとの関わりを綴る文章は、記憶に埋もれたエピソードを呼び覚ましてくれる。

我が家の3人の子どもたちは、すっかり大きくなった。

長男は自立し、家から巣立っていった。あと数年で「おじさん」と呼ばれてもおかしくない年齢になる。下の2人も勉強や自分のことに忙しく、ほとんど手がかからない。

手がかかっていたころは、煩わしいな、早く大きくならないかな、自分の時間が欲しいなとばかり思っていたけれど、こうして実際に手がかからなくなると物足りない。

「あのころは賑やかでよかったよねぇ」なんて、オットと話すことも多くなった。

親なんて勝手なもんだ。

手がかからなくなったと思ったら、今度はお金が随分かかるようになった。子育てが次のステージに入った証拠だ。

世の中うまくできているもんですね。時間とお金の両方がいっぺんに手に入る、なんてことはないみたい。教育費のために、毎日せっせと働いている。働き続けるモチベーションをありがとう、と塾の明細を見ながらしみじみ思う月末。

手がかかっていたあのころがひどく懐かしい。

いま子育て奮闘中のパパママにも、子育てを懐かしむときがいつか必ず来る。いまのわたしのように。

そんなときが本当に来るの?いま、めちゃくちゃ大変なんですけど?それよりも早く大きくなって欲しいんですが?と思っているかもしれない。分かります、その気持ち。だけど、まちがいなく来る。

子どもはすぐに大きくなるし、いつかは親元から離れていく。

だからこそ、ガチで大変な子育てエピソードをnoteのような文章に残しておくと、あとで宝ものになる。わたしも書いて残しておけばよかったな、と後悔している。

自分で書いた子育てエピソードは自分自身の宝ものにもなるし、子どもが大きくなったときの貴重な情報源にもなる。意外だと思うかもしれないが、読んだ人に「あのころ」を思い出させてくれる手がかりにもなる。

そんな手がかりをわたしにくれるのが、しばまるさんのnote。

しばまるさんは、お子さんとの日常をいつも飾らない言葉で表現している。お会いしたことはないけれど、等身大の文章を書かれているんじゃないのかな、と想像しています。

素直な目線で書かれたエピソードに、いつも元気をもらう。関西弁の会話が、心にポッと灯りをともす。こちらは、娘さん(お姉ちゃん)と2人だけでお出かけした話。


いつもは「お姉ちゃんだから」と頑張っているであろう娘さんが、お母さん(しばまるさん)を独り占めできて嬉しい様子がよく伝わってくるし、そんな素直な娘さんの反応を、ちゃんと受けとめているしばまるさんに好感を抱く。2人の様子を思い浮かべると、とても微笑ましい気持ちになる。

わたしも子どもたちが小さいころに、オットと時間を調整し「子ども1人+親1人」だけの組み合わせでお出かけする、というのを定期的にしていた。

我が家ではそれを「おデート」と呼んでいたんだけど、おデートのときだけに見せてくれる子どもたちの表情やおしゃべりがいくつもあった。あぁ、この子はこんなに話したいことがあったんだな、子どもと1対1で出かけるのは大切だなとずっと痛感していたので、しばまるさんのこのnoteにはとても共感した。

また、しばまるさんの名言が光っているのが、こちらのnote。


その名言は、世の「お母さん」を励ましてくれる。

一人として同じ子どもがいないようにお母さんも一人ひとり全然違うはず。

母親である前に一人の人間なんだから。


巷には子育て情報があふれている。周りの先輩ママ(実母・義母・ご近所さんなど)から「母親たるものこうあるべし!」などという、その人が考える理想の母親像を押しつけられるシチュエーションもあったりする。

子育てビギナーのママには、どうしたらいいのか分からない状況が頻発するのが子育てだ。そんなときに周りの情報を鵜吞みにすると、しんどくなるばかり。

自分はコレができないから、いい母親じゃないのかも・・・
こんなことを辛いと思うなんて、母親として失格かも・・・

そんなふうに感じたことのある人は少なくないはず。この図太いわたしでさえもそう思った経験があるくらいだから、繊細な人は辛くなってしまう可能性が高い。

そんなときに元気をくれるのが、しばまるさんの名言。素晴らしいので再掲しちゃう。

一人として同じ子どもがいないようにお母さんも一人ひとり全然違うはず。

母親である前に一人の人間なんだから。


ね?勇気をもらえるでしょ。

しばまるさんの子育てnoteは、子育てほぼ卒業組のわたしにも元気をくれます。だから、絶賛子育て中の人にとっては大きな元気の源になるはず。

気になった方は、どうぞしばまるさんの元気noteへ!

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メディアパルさんの、こちらの企画への参加noteです。


メディアパルさん、魅力的な企画をありがとうございます。

以前から、しばまるさんnoteのファンで、しばまるさんへの愛をいつか伝えたい!と思っていたので便乗させていただきました。

楽しく書くことができて良かったなぁ。ありがとうございます!

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