ムクムクを取りこぼさない #わたしの執筆スタンス
エッセイなどの文章を書きはじめたのは、noteがキッカケ。それまではブログも書いたことがなかった。
文字を読むコトは中毒レベルに好きで、とにかく文字が書かれていればなんでも読む。本・新聞・広告・学校の配布プリント・ネットニュース・食品裏のパッケージ・スーパーのPOP・コミュニティ誌、なんでも。
note住人となり、さまざまなnoterさんの文章を読むようになってから、みんなはどんな風に文章を書いているんだろうと思っていた。
そんなときタイムラインに流れてきたのが、だいすーけさんのコチラのnote。
50作品を超えるアンサーnoteが興味深い。みなさんの脳内を見せていただける貴重なnoteばかりで、楽しみながら読んでいる。
「で、アナタはどうよ?」
と、わたしのなかの別のワタシに聞かれたので書いてみます。
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noteをはじめて1年ちょっと。毎日更新を試みようとも思わず、週1ゆるゆるペースで書いている。書いた記事はまだ56かな?書く筋力がつかないのも当然ですね。だって、書くトレーニングが足りていない。
書き始めたころの5,6記事は、思い浮かんだコトを思い浮かんだ順番にタイピングしていただけ。仕上がりはあまりにヒドく、何度か記事を削除しようと思ったが、自分への戒めとしてそのままおいている。
この書き方では成長しない。そう思い、昨年の春に読んだ2冊の本がコチラ。
2冊の本との出会いを境に、書き方を変えた。
文章を書く前の準備段階に時間をかけることにしたのだ。
“コレを書いたら面白そう”と思いついたら、そのテーマだけをすかさずメモする。その“コレ”は突然やってくる。通勤中、仕事の集中が切れたとき、ランチ休憩中、料理を作っているとき、運転中など。
テーマだけをメモしてあるノートには、実際にnoteの記事になったものもあれば、そうでないものもある。
メモしたいくつものテーマをぼんやり眺めていると、構想がムクムクと膨らんでくるときがある。
このムクムクを取りこぼしちゃいけない。
ムクムクが来たら、膨らんだムクムクを、ムクムクのもとになるテーマと一緒に、別のノートに書き出す。書きなぐるという表現のほうが正しいかもしれない。
そのテーマについて膨らむ次々のムクムクを、とにかくノートに書きつける。この段階では、ムクムク同士のつながりや脈絡は無視。ただ思いついたムクムクを書き出すだけ。
ムクムクを出し切ったところで、それぞれのムクムクに関連性があるかどうかをチェック。関連性があればグルーピングする。
それぞれのムクムクグループをじっくりと観察。そのテーマの文章を書くために、どのムクムクグループをどの順番で使うのかを決める。ここにまぁまぁの時間をかける。それとあわせて、最初の一文を考える。
すべてのムクムクを採用する必要はなく、いらないムクムクは今回はサヨウナラ。
タイトルをぼんやりと設定。ぼんやりでいいのは、実際にタイピングしながらタイトルをピコンと思いつくことが多いからだ。
ここまでが文章を書く前の準備段階。
下ごしらえができたら、ムクムクを書き出したノートを手元において、ようやくPCに向かう。
ムクムクグループを決めた順番に配置し、ムクムクに合わせて文章を作っていく。それぞれのムクムクは、文章のスタートからゴールまでの通過地点の役目を果たす。
書く途中でつかえることがある。そんなときでも止まらず、ざっくりでもいいので(とばすときもある)次のムクムクへ進み、最後まで書ききる。修正は、いったんゴールしたあとにまとめてする。
書きあがった文章を読み返すと、ムクムクに肉づけし過ぎてブクブクになっていることがある。そんなときは削ります。悲しいけど。削るのは辛いけど。強い意志でスリム化決行。
このスリム化を、数日かけて行う。文章を書いて即時にエイヤっとアップするのは、#呑みながら書きました企画だけ。
書いたモノを1日寝かせてチェック、さらに1日寝かせてチェック、というコトをしている。仕事で完成した翻訳文を何回かに分けてチェックし、さらに2日寝かせてから最終チェックする習慣が身についているので、その習性かもしれない。
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書きたいモノを書きたいときに書く。コレがわたしの大前提。
この大前提+ムクムクを取りこぼさないコトが、わたしの執筆スタンスと言えるかもしれない。
追伸:だいすーけさんへ
このnoteを書きながら感じたことが3つあります。
① このnoteを書けてよかったな。自分の書き方を客観視できたから。
② noteに出会えてよかったな。書くことの楽しさに気づいたから。
③ 多くのnoterさんに出会えてよかったな。新しい世界が広がったから。
素敵な呼びかけ、ありがとうございました。
大切な時間を使って最後まで読んでくれてありがとうございます。あなたの心に、ほんの少しでもなにかを残せたのであればいいな。 スキ、コメント、サポート、どれもとても励みになります。