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3日経っても考えている ~書くこと、読むこと~ #書き手を信じる

土曜の夜、Zoomのオンラインイベント『求められた読み手~書き手を信じて読んだ日々を語り合う~』に参加しました。登壇された方々はこちら。

まさに、note界隈で【求められた読み手】であるお三方。

今年の1月、池松潤さん主催の“note + Twitter Meetup@大阪”で登壇された方々です。あのイベントの参加後、しばらく余韻が消えなかったのも記憶にあたらしい。

そのお三方が『読んだ日々を語り合う』なんて。それも、#書き手を信じる、ですから。信頼のおける登壇者と、吸引力のあるタイトル。コレは間違いない!と参加を決めました。

PCのスクリーンに約60名の参加者がズラリと並ぶ様子は、なかなか圧巻の風景。

お互いのnoteを読みあっている方、大好きな文章を綴っている憧れの方、noteの街でお会いするあんな方やこんな方まで。

あの文章を書いているあのアイコンの方が、画面の向こうで微笑んでいるこの方なんだ、とピコンピコンと頭のなかで次々とつながっていく。

“思わず笑みがこぼれちゃう”って、こういうときに使うんだろうな。そんなことを思っていた。あの日、画面越しでもあなたと会えて嬉しかったです。

今回のトークイベントで心に残るフレーズはいくつもあった。特に響いたのがコチラ。

“読んで、書いて、ともに分かちあう”by  池松さん
“読むことは書き手の思考と同じ深さまで【潜る】こと” by  嶋津さん
“読まれることで書き手は変わる”by  仲さん

**メモするのを忘れるくらいトークに聞き入っていたので、引用が間違っていたらごめんなさい。あれ?違うよ、とお気づきの方、コメント欄でお知らせください。


『読む』ことへのアプローチは、三人三様。それぞれ違います。

文章の行間に漂う書き手の思考を汲む。
書き手と対話をするように読む。
来るもの拒まずに、淡々と読む。

でも、『読む』ことのベースは共通している、そう思いました。私が感じたその共通点は “With”。

お三方は『読む』ときに、“With”の関係を書き手と築く、そんなふうに感じました。

求められた読み手たちは、書き手とほどよい距離を保ち、書き手の思考をなぞりながら読む。文章に表れる、書き手の心の動きと並走するかのように。

“With”の関係を築く読み手がいてくれる。思いを分かちあう読み手がいてくれる。その読み手の存在は、書き手にとってどれほど心強いか。

書くことはいつだって孤独な作業。1人で考えて、1人で書いて、1人で読み直して、1人でアップする。1人で完結するように見える作業だ。

でも、書くことによってなにかを共有してくれる誰かがいる。そう思うと、書き方が変わる。その誰かに、できるだけ伝わるように書きたいと思うようになる。

そう思うようになると、書くことは孤独な作業ではなくなる。書き手にとっても、読み手と“With”の関係になる。

読み手と書き手がともに、その“With”を意識する。その意識をもつことで、読み手だけでは到達できない、書き手だけでは到達できない、“With”だからこそ到達できる場所まで行けるんじゃないかな。

読み手と書き手は、文章を真ん中に置いた良きパートナーになれるんじゃないかな。

今回のお三方、池松潤さん、嶋津亮太さん、仲高宏さんのように、1人の人が、良き書き手であると同時に良き読み手であれば。そして、そんな1人が増えていけば。

そうすれば、書き手と読み手の組み合わせごとに様々な“With”の関係が生まれて、いろんな色の“With”が溢れる。その“With”が混ざり合って反応する。

そんな関係性が、文章というフィールドに新しい景色を生み出すのかもしれない。

3日経ったいまでも考えている。書くことと読むことについて。

集中して1つのことを考えるのはわりと好きだ。Trial & Errorもきらいじゃない。文章ヲタクを目指すのも、悪くないかもしれないな。この3日間、そんなふうに同じコトを思っている。

こんなにも有意義で楽しいイベントを企画してくださった登壇者の皆さま、運営スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。このイベントを共有できた皆さまとのご縁に感謝します。

次回は、カレーを食すMeetup、読む技術を磨くMeetup、文章ヲタクMeetup、など(?)でお会いできることを、楽しみにしています。

ほかにも、このイベントへのアツイ想いを綴ったレポートがたくさんありますよ。


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