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ノストラダムスの大予言

 小学校高学年に夢中になったのに、オカルトがある。心霊写真とか超能力とかUFOとか。つのだじろうの亡霊学級とか恐怖新聞とか、うしろの百太郎とかを夢中で読んだ。中岡俊哉の心霊に関する本も結構読んだ。だがもっとも気になったのは、当時ベストセラーになった五島勉の「ノストラダムスの大予言」シリーズだろう。
 今もし読んだとしたら馬鹿馬鹿しい内容だと思うが、当時はみんな一様に恐怖を感じていたのではなかろうか。
 1999年7の月、
 空から恐怖の大王が来るだろう、
 アンゴルモアの大王を蘇らせ、
 マルスの前後に首尾よく支配するために。

 1999年に世界が滅びると思った人も少なくない。それは第3次世界大戦による原子爆弾かもしれないし、隕石が堕ちてくるのかもしれないし、あるいは何らかの化学兵器か疫病か、等々いろんな学者を名乗る人々が侃々諤々かんかんがくがく議論を賑わせた。
 結果。何も起こらなかった。そうなると過去の予言もインチキ臭く見える。何せノストラダムスの予言はわかりにくい四行詩で構成されており、解釈のしようによっては、全然違う内容になりうるからだ。五島勉の書いたベストセラー本はでたらめのオンパレードになってるはずだ。全巻持っていたが、既に処分してしまっているので、読めないのは残念だが。
 だがまってほしい。ノストラダムスの予言の中で日付を記載しているのは、この予言だけである。あやふやなわかりにくい遠回しな文章で予言する人が、こんな具体的な日付をつけた予言をするだろうか。この日付には他の意味があるのではないだろうか。
 コロナウィルスの蔓延、ロシアのウクライナ侵攻は関係ないのだろうか。そう考えると、コロナウィルス=恐怖の大王、ロシア、ウクライナ=アンゴルモアの大王(昔、このへんは、モンゴル帝国の一部だった・キプチャク汗国)マルス=火星=軍神=NATOという解釈もなりたつではないか。この3つと日付の意味と文脈が解釈できれば、ひょっとしたら、今年、人類の滅亡がやってくるかもしれない。
 そう考えると夜も寝られない。

 

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