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繋がり

 年賀状のやりとりだけになった友人や、年賀状さえもやりとりがなくなった友人とも再び繋がれないかと考えた。LINEをつかって繋がれば、遠くにいても連絡が取りあえる。そうすれば形ばかりの近況報告もナマで聞けてリアリティがある。コロナ禍でなかなか会えない昨今でも、リモートで会える。いい考えだ。
 そもそもは年賀状を書くのが億劫になってきたのが始まりではあった。それと、もし誰かがいつ何かが起こった時も情報が一気に伝わるのがいいと思った。
 実際仲間の一人が数年前に亡くなっており、その時は連絡が届いたからよかったものの、仕事も辞め、携帯も替えて番号も替えてしまった今は連絡も途絶えてしまうだろうと思った。
 早速、数人に連絡を取ると、幸いにしてA君が結構な連絡先の情報を持っていたため、思ったよりも早く、多くの友人たちと繋がることができた。まだ連絡のつかない人たちもいるのだが、おいおい情報がつかめるかもしれない。
 LINEで集まった友人たちは皆大学のクラブの先輩同期後輩たちである。
 リモート飲み会を早速やってみた。人数が多くて、なかなかパソコンの画面では収まりきらないし、会話もほうぼうでできなかったので、難しさを痛感した。
 とりあえず同期の人間だけで再びやってみた。4~6人くらいが丁度いいみたいだったので、今度からは、先輩から順番にゲストとしてお呼びして進行していこうかと思っている。どうかご勘弁を。もしくは各年代ごとに集まってリモート飲み会をされてはいかがであろうか。
 
 大学のクラブの仲間はおかげでうまくいった。あとは高校時代の友人をどうするかだ。数人はFACEBOOKで繋がっているのだけれど、行方知れずの人も多い。A君みたいな情報をたくさん持っている友人もいないので、なかなかに前途多難ではある。何しろ40年以上経っているのだから、ファミリーヒストリーの取材をするかのごとくである。年賀状のやりとりも、いつの間にか一人とだけになってしまっているし。とりあえずはFACEBOOKから情報を得て始めることにしよう。

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