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万引き

 以前書いたかどうかさえ忘れてしまったが、今回はホームセンターでの万引きについて書きたいと思う。
 小倉の店にいるころが万引き臭い連中が多い時代だった。肩を風切って歩くような、いかにも万引きしにきましたみたいな連中が良く来ていた。マークしてると逆に突っかかってきたりして、乱闘になったこともある。近くの交番から警察官がやってきたが、何の役にも立たなかった。
 中には本当に大ごとになって、乱闘騒ぎの中、従業員が怪我をしたことになってしまい、警察が沢山出動してきたことがある。こちら側が怪我をすれば、万引きから、強盗に代るようで、警察の扱いも変わってくるようだ。NHKの夕方のニュースにも流れた。店内を閉めた後もNHKの女性記者が店内に入って様子を窺っていたので、追い出した。
 とにかく警察の人の数がすごかった。記者会見みたいな感じになった。犯人は逃亡したが、同じようなことを他の店でもして、そこで警察に捕まったらしい。

 真冬で雪が降りしきる中、万引き犯が自転車で逃亡するのを、引きずり降ろして事務所に連れていったことがある。事務所はエアコンもなく、店自体もなかった。なぜかというと、本来当時はストーブを店の四方に置いて、店全体を暖めていたのだが、商品を置くスペースがどんどん広がるにつれ、消防署からストーブを置いてはいけません、といわれていたからだ。だからとても寒かった。やがて警官がきて、犯人が前科何犯だということがわかった。少しゾッとした。警官はひとこと「留置場のほうがここより暖かいぞ」と余計なことをいって犯人を連れて行った。大きなお世話である。

 長府の店にいた頃は、万引きGメンがいたので、しょっちゅう捕まえてきた。そしてすぐそばに長府警察署があるので、すぐ警察はやってきた。
 すぐやってきてくれるのはいいのだが、他の店ではしないような指紋検査やら写真撮影やら、細々したことをしたがるのである。こちらはこちらの仕事があるので、引き渡したら適当に後はやってくれればいいのだが、そうもいかないらしい。非常に面倒くさかった。中間でも万引きGメンがいて、万引き犯を捕まえては警察に引き渡していたけれど、長府みたいな面倒くさいことはなかった。
 万引きについては他にもいろいろ話があるけれど、印象に残っているのはそれくらいだろうか。いやいやまだあった。だけどまたにしよう。長くなるので。

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