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掃除機が壊れた

 掃除機がまた壊れた。我が家は掃除機にはほとほと縁がない。前回買った掃除機は碌に吸わずに充電がすぐ切れる。新古品だったから仕方ない。今回は断線である。充電式がアカンやったからコード式を買ったのに、プラグ側の付け根がどうも断線しているようだ。
 昔の僕なら、いや今でもそうだが、掃除機が気に入っていれば、自分で修理するところであるが、もとより吸い込みが悪かったので、線の切れ目が縁の切れ目とばかりに捨ててしまうことにした。
 吸込仕事率80wでは落ちている米粒もまともに吸えなかった。それで今度は吸込仕事率140wのサイクロン掃除機をメルカリで注文した。新古品である。¥3980だ。どうも毎回安物ばかりを買う癖があるのだが、広くもないこの我が家を10万以上もするダイソンなんかを買うなんて発想は僕にはない。妻はダイソンに憧れているようだが、身分不相応である。あんなものは2階建ての広い家に住み、優雅な生活をしている家庭が買うものだ。¥3980でもサイクロンと名前を付けているあたり、それなりに力はあるだろう。メーカーは聞いたこともないし、どこ製かもわからないけれど、掃除機として機能さえしてくれればいい。その点今回壊れたやつはあまりにも情けなかった。吸えないゴミは手で拾いながら作業していた。
 入荷するまではクイックルワイパーもどきで掃除をするしかない。我が家は毎日掃除をする割には案外埃が多い。小さな子供がいないにもかかわらず、髪の毛とか砂埃とかが結構取れる。埃高き家庭である。
 掃除機をかけるのは基本僕の仕事だ。今度こそはまともな掃除機であることを祈ろう。決して貧乏人の安物買いにならぬよう。
   
 

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