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だざいふえん

 僕にとって遊園地といえば、だざいふえんであった。いまだ存在する。太宰府天満宮の敷地内にある。母の実家が都府楼にあったので、わりかし近い。じいさんに連れられていったかもしれない。誰と行ったかの記憶はあまりない。
 幼稚園の遠足で行ったような記憶がうっすらとある。当時大橋に住んでいて、幼稚園は塩原だったので、西鉄電車で遠足に行ったはずである。
 福岡の人以外にはわかりにくい話で申し訳ないが、適当に読み進んで欲しい。
 入口すぐにコンクリートでできた人形がいくつか並んでいる。当時は大きかった人形も、今見るとちっぽけだ。そしてあんなに広いと思った敷地は思ったよりも狭かったことに気づく。
 一番奥に池があり、ボートが漕げるようになっている。少し大きくなってから従妹と乗った記憶がある。真ん中あたりにはジェットコースターがある。全然怖くない。小さい頃は乗ったことがなかったのではなかろうか。
 いまやだざいふえんはすぐそばに九州国立博物館ができたものだから、客が増えたかというと全然そんな雰囲気はない。これでよくやっていけるな、というかんじである。
 かしいかえんが潰れ、スペースワールドがジ・アウトレットになった今、福岡では他に海の中道海浜公園か到津の森公園くらいしかない。どうにか頑張って営業を続けて頂きたい。
 
 

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