大豆のビール
グルテンフリーにこだわると、ビールが飲めなくなってしまう。もっともダイエット中でもあり、病気の薬との相性も悪いので、ビールはご法度なのだが、グルテンフリーのビールというものに興味をそそられ買ってしまった。
キリンのどごし〈生〉。大豆で出来たビールである。だから当然ジャンル的には第3のビールということになる。その割にはビールとさほど価格は違わない。いつぞやの酒税改正によるものだ。
こうなると発泡酒の立場は微妙になり、第3のビールもこういうグルテンフリーの成分を売りにしたものしか生き残れなくなる。それにしてもこののどごし生、グルテンフリーなのに何処にも謳っていない。違うのかな?でも大麦も小麦も使っていない。謳っちゃえばいいのに。
何か障りがあるのだろうか。メーカーがそういう立ち位置だとこちらも、このビールがグルテンフリーです、と叫びづらくなる。ググって見たら以下のようなことがわかった。
⓵麦芽を主原料とするビール等と同じ工場で製造をしている。
②キリンビール商品はグルテンの含有量についての検査を行っていない。
③そのため『キリン のどごし<生>』がグルテンフリー商品である、という案内はしていない
だいたい予想通りの答えが返ってきた。まあでもグルテンアレルギーの人には薦めにくいが、グルテンフリーという事で、今回初めて飲んでみることにした。
大豆のビールである。まるで戦時中かなんかで物資が不足して代用品でビールを作って見ました感がある。タンポポコーヒーとはちゃうねん。
缶を開けて、口の中に一気に流し込んだ。ビールとしての違和感はほぼない。飲みやすい。ただやはり大麦小麦の味はしない。あの麦芽の独特の苦みがない。本物ではない。だが別物と思えば全然いける。ちなみに大豆は好きである。
結論。おいしかった。だけど僕はやっぱり独特な苦みが欲しいので、一番搾りを飲みます。何やねん。