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伊勢神宮参拝のしきたり

 伊勢神宮正宮では賽銭禁止なんだそうだ。帰ってきてから知った。そういえば賽銭箱はなかった。代わりに地面に白い布が引かれていた。てっきりそれに賽銭を投げるのだろうと思っていたら、賽銭禁止にもかかわらず、お詣りに来る100%が賽銭を投げるので、聖域が穢れないように敷いているらしい。しまった。100円投げたぞ。前もって誰か教えてくれればいいのに。
 100%の人が賽銭を投げるのだから、誰もそのことをしらないということだ。なぜ伊勢神宮ではもっと周知徹底しないのか?おそらくバスガイドや添乗員もしらないぞ。賽銭を投げてもいいのは荒祭宮で、そこでお願い事があればすることになるらしい。正宮では日頃の感謝だけのべ、お願い事はしてはならないのだ。ただし公式HPには賽銭をしてはいけないとは書いてはいない。その代わり、図解で参拝の仕方があるのだが、賽銭を投げるようには書かれていない。
 どうやらもともとは正宮は天皇以外はお詣りしてはいけない場所だったようで、それで賽銭を投げるようにはできていないようだ。今は誰もが参拝できるから、賽銭投げる人がでてきたのだが、公式HPは賽銭をしたからといって、別に罰は当たらないから問題はないという見解のようだ。なんだ、別に良かったのか。
 そして伊勢神宮にはお御籤はない。そのことは前もって知っていた。ただなぜないのかは知らなかった。お伊勢さんにお詣りに来ると云う事は、それ自体が大吉である、ということで、御籤は必要ないらしい。成程、さすが天下の伊勢神宮である。
 最後はおかげ横丁で、赤福と伊勢うどんを戴く。これで完璧である。

 

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