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台北日記(博物館)

 台北の博物館へ寄った。国立故宮博物院である。中国5000年の歴史が詰まった博物館である。聞けば、蒋介石が毛沢東の共産党に敗れ、王宮の宝物をほとんど台北に持ってきたらしい。そのままにしておいたら、文化大革命など起こした中国共産党のすることである。破壊されて、捨てられていたことだろう。
 この日、特別展示は「白菜」である。翡翠で出来ている。本物そっくりのたかが白菜だが、綺麗である。そのたかが白菜に人の行列が出来ている。でも立派なものである。豚の角煮の同様なものもあったが、こちらは常設展示場で、人は並んでいなかった。
 それにしてもトルコもそうだったのだが、博物館の展示物の写真はフラッシュさえたかなければ、撮影OKである。日本ではだいたい禁止である。その違いは何なのだろう。
 その後、中世紀念堂に寄った。中華民国の国父、蒋介石の記念館である。トルコでは同じく建国の父ケマル・アタトゥルク廟も見てきたが、トルコの方が立派で広かった。もっとも中世紀念堂は廟ではなく、墓は別にあるのだから比較はできない。
 いずれも建国の父である。いずれも立派な建物であった。

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