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開業届を出しました。

2023年3月、開業届を提出し、個人事業主になりました。

ネットでパッと手続きができる時代、わざわざ税務署まで行って提出。
ここまで散々悩んだなぁ…とつい遠い目になってしまう開業届提出までのエピソードを、今後のために記しておこうと思います。

注意!
・30代独身女なので扶養に関する記載はありません。
・提出方法は超アナログです。
・Webライターは2022年5月から開始。誇れるような素晴らしい実績もなく、公開できるような稼ぎもありません。
・ただの備忘録です。

▼私の経歴はこちら
※Webライターの経歴ではなく、noteを始めるにあたっての決意表明に近いです

開業届提出までの壁

見上げるぐらい高い壁を感じていた…

開業届を出すまでぐるぐる悩んだのが、以下の5つです。

  1. 私が出していいの問題

  2. いつ出すの問題

  3. 私、賃貸暮らしなんですけど問題

  4. 屋号はどうする問題

  5. 提出方法はどれにする問題

それぞれどのように解決していったか、振り返ってみました。

私が出していいの問題

開業届の存在を知ったのは、Webライターを始めて割とすぐの頃です。
「副業でも開業届を出してもいい」と目にし、頭の端のさらに端に単語だけが残りました。

しかし、「開業届」や「個人事業主」は私にとってキラキラワード。
Webライター歴は1年未満で、立派な実績もない、稼いでいるわけでもない私が開業届を出すなんておこがましいんじゃ…?と、完全にしり込みしていました。
(変なところで小心者)

忘れ去られかけた開業届を再び意識したのは、Twitterがきっかけです。
周囲にはいないフリーランスや個人事業主も、Twitterを覗くとたくさんいると知り、これから開業届を出したいと考えている人は私だけじゃないと気づきます。

不安も解消でき、周囲の声や目ではなく、自分で考えて出せばいいと考え始めました。

いつ出すの問題

開業届を出すタイミングも散々迷った問題です。

法律上は「開業してから1ヶ月以内」と決まっていても罰則はなく、言ってしまえば自由に近い。
せっかくなら損をせずにできるだけ恩恵を享受したいと思い、私にとっての最適を知るべく調べ始めました。

副業は所得20万以上、専業は所得48万円以上がタイミングと目にしましたが、どちらにしろ金額は届きません。涙
しかし、根気よく活動を続け、直接契約や継続案件もいただけるようになると、収入も安定してきました。

このまま続けたら提出のタイミングがやってくると感じたのは、2023年の年明けです。
新年独特の雰囲気も手伝って「今年は絶対に出そう」と決め、早速やることリストに書き込みました。

私、賃貸暮らしなんですけど問題

次に悩んだのは、届けに記載する住所問題です。

賃貸だと開業に住所が使えない場合があり、以前住んでいたマンションでは禁止事項でした。
しかし、今住んでいるアパートの賃貸契約書には使っていいとも、いけないとも書かれていません。

インターネット代や家賃などを家事按分で経費にあげるのを考えたら、何としても現住所で提出したい…
幸い大家さんが近所に住んでいたので、直接訪ねることにしました。
(約2ヶ月悩んだ末の突撃)

普段は柔和な大家さんも、さすがに渋い顔です。
懸念を聞くと「入居者以外の人が頻繁に部屋を出入りするのが困る」とのこと。

そこでWebライターの仕事内容を説明し、ほとんどネットで完結するため、人が出入りする可能性は低いと伝えました。
訪れる人もいない、ミーティングならネットでできると言葉を重ね、もし誰かと会う時も部屋には招きませんと明言し、快諾をゲット!

もしダメだったらバーチャルオフィスを検討していたと思います。
ここで大家さんに断られていたら、開業届提出はもっと伸びていたかもしれません。

屋号はどうする問題

一番の悩みどころ、屋号。
提出を決意してから、先輩方の屋号とそこに込めた思いをnoteやネットで読んで、ずーーーーっと考えていました。

事業の看板ですもの、そりゃ悩みます。
しかし、悩めば悩むほどしっくりくる屋号が思い浮かばない!

そりゃそうでしょう。
まだ駆け出しの私には、これからのビジョンや信念、方向性が見えていません。
そんな状態で「これだ!」なんて言えるわけもない。

最初は空欄で提出しても後から申請できると知り、活動を進めていきながら決めていけばいいと開き直り、今回は空欄で出すと決めました。

提出方法はどれにする問題

家から出ずに開業届を提出できる時代、私はなぜ、わざわざ税務署まで足を運んだのか?

実はもう調べるのが面倒になったんです…!

Webライターとしてあるまじき理由ですが、まぎれもない本心。
壁にぶつかるたびに調べて知識を得、先輩方の経験談を読み、状況や立場に合わせて答え合わせをする…

調べ物は好きだし、知らないことを知る喜びも知っているけれど、その調べ物の時間を仕事に充てたかったのも理由の1つです。

手渡しすれば自覚できるんじゃないかという期待もあり、私は税務署まで行くという選択をしました。

いざ、税務署へ

提出した日の空

バスに揺られ、バス停からもさらに歩いてたどり着いた税務署。
3月上旬という時期のフロアは、人であふれていました。

確定申告をするために訪れる方が多い中で、開業届を出しに来た私は異質な存在だったと思います。
細かく記入する欄の説明をしてくださった受付の方には、感謝しかありません。

一番困ったのは「職業」と「事業の概要」の欄でした。
Webライターは何と書けばいいの!?と最後の最後に詰めの甘さが発覚…
(しょぼん)

その場で調べ、「文筆業」「フリーライターとしてwebコンテンツ記事の執筆及びそれに付随する業務」と記入して提出しました。
特に確認事項や問答などもなく、左上に認印の押された控えを渡されて完了です。

記入時間を除けば、かかったのは5分ほど。
聞いていた以上にあっけなく、私の開業届は受理されたのでした。

開業届はゴールじゃなくてスタート

こんなきれいな景色が見れるといい

個人事業主デビューを果たした私。
開業届を出すまでを書いてみて、意外といろいろ考えていたんだな、と少しだけ自分を見直しました。
(勢いだけじゃなかった…!笑)

私にとって開業届は、責任を持って仕事を続けていくという私自身との約束です。
多岐にわたるWebライターの仕事に、自分の可能性が広がるのを感じてワクワクするのと同時に、たった一人大海原の真ん中に放り出されたような心細さも感じます。

まだはじめの一歩を踏み出したばかり。
この先、どうなるのかは自分次第です。
2023年の活動を通して、自分自身と仕事に真摯に向き合いながら、自分が目指す姿を模索していきます。

無限の可能性を秘めた大海原で、まずはオールを握り、漕ぎ出すとしますか。

長文を最後まで読んでくださってありがとうございました。

では、また。

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