【夜職向け】転職を成功させる自己分析|あなたがナイトワーカーになった理由に転職ヒントが隠れています

はじめに

新卒の就職活動では自己分析が非常に重要視されていますが、転職活動においては意外と軽視されています。

自己分析とは、簡単に言えば「自分の好きなことと嫌いなこと」です。

そんな簡単なことなのに、中途採用ではまったく自己分析ができていない人間が多いのが現状。

実際、私が人事として採用面接をするときに「自己分析ができている」と感じる人はごくわずかです。

逆に考えれば、自己分析ができている人は高く評価されるということです。

そこで今回、夜職出身というハンデを抱えているみなさんが少しでも有利になれるよう自己分析の正しいやり方を解説します。

自己分析とは何か

冒頭でもサラっと説明しましたが、自己分析とは「自分が好きなことと嫌いなことをハッキリさせる」ということです。

これだけでは抽象的なので、もう少し具体的に説明しましょう。

たとえば、あなたは次のような人間とします。

・お金を稼ぐことを重要視している

もし、あなたがこのような人間だったとしたら自己分析の結果は次のようになります。

・お金を稼ぐことを重要視している
→収入の高い企業を探している
→収入の低い企業は対象外

このように自分は何を求め、何を避けるのかを明らかにするのが自己分析です。

自己分析のやり方

自己分析をする際、必要になるのは主に次の3つの作業です。

①自分の人生において失敗したと感じるものを列挙する
②自分がテンションが上がるのがどういう時かを列挙する
③10年後に自分がどうなっていたいかを書きだす

では、1つずつ解説していきましょう。

自分の人生において失敗したと感じるものを列挙

これは、あなたが「苦手意識」を持っているものを明らかにする作業です。

たとえば、周りの空気に合わせることができず仲間外れにされたというのがあなたの失敗談だったとします。

そうすると、あなたにとって「空気を読む作業」が苦手であり、それは仕事においても求められてしまうと困るものだとも言えます。

よって、チームワークを重視する職場あるいは職種は向かないという結論になります。

自分のテンションが上がるときを列挙

これは、あなたが「得意だ」と感じているものを明らかにする作業です。

たとえば、誰かと勝負して勝ったときにあなたはテンションが上がるとします。

そうすると、あなたは誰かと何かを競う環境に適しているという結論に至ります。

10年後に自分がどうなっていたいかを書きだす

これは、あなたのキャリアビジョンを明らかにする作業です。

たとえば、あなたは10年後には役職についてバリバリ働いていたいと思ったとします。

そうすると、あなたは仕事において出世を求めるという結論になります。

ナイトワーカーの自己分析事例

自己分析のやり方を説明しましたが、自己分析をすると何が起こるのかまだいまいちピンと来ていない人も多いことでしょう。

そこで、これまで私が見てきた・採用してきた夜職経験者の面接時の返答を一部抜粋してご紹介します。
私は面接をする際、ナイトワーカーの方には必ず次のような質問をします。

あなたが夜の道に進んだのはなぜですか?

すると、夜職出身の人は次のように答えてくれました。

・パターン1
貧しい生活を変えるために夜職をしていましたが、仕事を通じ、私が求めているのはお金持ちになることではなく普通の生活をすることだと気づきました。夜職で大金を稼ぐのではなく昼職でコツコツと地道に稼ぎながら幸せな家庭を築きたいと思ったため、転職を考えました。

・パターン2
楽して稼げると思って夜職に就きましたが、夜職は想像以上に大変であり、この世に簡単に稼げる仕事などないということを実感しました。それなら、もっと胸を張って「こんな仕事をしている」と言えるようになりたいと思い転職を決意しました。

・パターン3
チヤホヤされたくて夜職に就きましたが、そんな甘い考えで夜の道に進んだことを今では反省しています。お客様から好かれるためには人並以上の努力が必要であることに気づき、せっかく努力するならもっと社会の役に立つ仕事をしたいと思い転職したいと考えました。

・パターン4
もともと、誰かを楽しませるのが好きで夜職を始めました。仕事をするなかで「こうしたら良いのでは」とか「失敗したからこれはやめよう」と色々と戦略を練ることにより店舗売上No.1を記録しました。もっと難しいことにチャレンジして自分を試したくなり、昼職への転職を考えました。

自己分析をするとこのように、質問されたことに対してしっかりとした返答ができるようになります。

そうすると、「この人はちゃんと考えてるんだな」と人事に好印象を与えられます。

これが、自己分析をすることによって面接を有利に進められる理由です。

まとめ

ここまで自己分析のやり方について解説しましたが、いかがでしょうか?

中途採用では自己分析をできていない人が大半。

だからこそ、あなたが自己分析をしっかりすればチャンスを掴めます。

ぜひ頑張ってください。


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