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美味しいチーズと、丈夫な子供の共通点。

共通点は殺菌です。
殺菌された牛乳を使う事、殺菌された環境で育つことが共通点ではありません。

殺菌されてない牛乳を使う事、殺菌されてない環境で育つことが共通点です。

チーズの好みは人それぞれですが
日本のカマンベールチーズ(殺菌乳)は100g500円ぐらいに対して、フランスの本家のカマンベールであるカマンベールドノルマンディー(無殺菌)は100g1,000円以上します。

カマンベールドノルマンディーは無殺菌乳で作られることが義務付けられています。
殺菌乳で作られた場合、カマンベールドノルマンディーを名乗る事ができません。

日本のカマンベールチーズはシンプルな味わいに比べて、カマンベールドノルマンディーはとても複雑で深い味わいがあります。

なぜならばカマンベールドノルマンディーは無殺菌乳を使用することで、何十種類ものそこにしかない微生物が働き、個性的で複雑で味わい深いチーズが出来上がるのです。

フランスのAOPチーズ(産地呼称が認められている格の高い物)の75%は無殺菌乳で作られています。


特に最近は顕著ですが環境が清潔すぎませんか?!
なんらかのアレルギーを持っている人は15年ほど前は3人に1人だったのに対し、10年前は2人に1人と年々増えていっています。

最近、どこでもよく聞くようになった除菌、殺菌された環境で育つと、一見アレルギー反応を抑えてるように見えますが、

そのような清潔すぎる環境で育つと実際は、免疫が育たず、ちょっとの環境の変化で過敏に反応してしまいアレルギーが発症すると考えられています。

赤ちゃんが生まれるとたくさんの友達、親戚が抱っこしに来てくれます。
そんな時、手を洗いすぎていませんか?!清潔にしすぎてないですか?!
友達、親戚は家にはない微生物を運んできてくれているのです。
免疫を育てるチャンスです。科学的に作られたワクチンではなく、天然のワクチンの働きをしてくれているのと同じではないでしょうか。
清潔しすぎると、細菌、ウイルスに対する抵抗力、免疫力が育たないのでアレルギーを発症しやすくなると言われています。

小さいころから動物と触れ合ったり、泥んこ遊びをすることでいろんな外敵に対する記憶ができ、免疫を獲得し、再び細菌やウイルスにさらされても感染しなくなります。
丈夫な子供になります。

実際にオーストラリアで行われたアレルギーの調査では、牛や馬を飼育している家畜小屋に出入りしている子どもはそうでない子どもに比べて花粉症や喘ぜんそく息の発症率が四分の一だったそうです。同様に、家畜と触れあう機会の多いモンゴルの遊牧民にもアレルギー患者は極端に少ないといわれています。

問題提起
「なぜこの大切なことを特にテレビでは取り上げないのか。」

それはテレビは広告で成り立っているから除菌殺菌をうたう商品が売れなくなることは言えないからにつきるのではないでしょうか。

一番言いたいこと
「殺菌スプレーを使うことも、毎日皮脂がなくなるまでシャンプーすることも、つい最近20年ぐらいでテレビに不安を掻き立てられて始まったことで僕たちのおじいちゃんやひいおじいちゃんだってやってなかった事じゃない?でもたくましく生きてたよね。」
って事です。



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