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【高齢化社会】生きるということ



実はこの夏に80超える母親が家の前の用水路に落ちた

富士山の湧き水かなんかが流れていてきれいだけど冷たい農業用水ね
水路は深さが180くらいかな、 幅もそれぐらい
夏には深さ15センチくらいの水が勢いよく流れている

母親は腰から落ちて、背骨を二か所圧迫骨折して動けなかった
用水路は一切つかまるところがないから流される
100mほどいくと国道の下の下水道に合流して富士川から海に流れる
人生の終着点だ、ここに入ると死体は見つからないらしい。

土曜日の昼間、だれも人など通らない場所なのだが、たまたま午後から年休の近くの事務員の女性が発見、
職場の女性を二人応援に呼んで
彼女たちは救急車を呼びながら、母親が流れないように捕まえていてくれた
一つ間違えば全員三途の川へ合流だ

何せ浅いところでも道路までは高さ160ぐらいはあるからいくら軽い母親でも水を吸っていて、 持ち上がらなかったらしい
救急員に助けられた時には低体温症で死にかけてたと

そして昼休みなので病院はどこも空いていなくてさらに不幸は続いて
大騒ぎだったようだ

この話は富士市長や消防にぜひ助けた人を表彰してほしいとメールしたがスルーされた、 市中に通りまくっている安全でない用水路に落ちたことがバレたくないのかな? 蓋する予算はないだろうし。

半年近くなって歩けるようになったが圧迫骨折がそのまま癒着して、 バランスが悪くてこけやすくなったらしい
年末に庭でこけてブロックの角に顔から落ちて額に穴が開いて血が止まらず三針縫った

本当に長生きというか生きるって大変だと思うし、 世の中のインフラは高齢化社会に追いついてないことを身につまされた

ちなみに助けが来ないまま流されて、もう少しで国道下のトンネルに入ることには本能的に観念したのだろう、 すでに亡くなった従兄弟たちが3人で岸からその姿を見ていたと言っている。

生死の境で死者は現れるらしい。

元ネタ↓

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