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コスパ良い万年筆について書いていく

今日は私が使っている万年筆のうち比較的安価なものを紹介しよう。

そもそもなぜ万年筆を使うのか?

第一になんか楽しいからである。写経とか日記とか、ちょっとめんどくさいなあ、今日は気がのらないなあというときに、この楽しさがあなたの背中を押してくれるかもしれない。

もうひとつはラクさである。万年筆はボールペンやシャーペンに比べて手や肩の負担が少ないように感じる。

というわけで英語学習などで写経をする人にはぜひ万年筆をおすすめしたいのである。今日は、ちょっと万年筆を試してみようかしらという人向けに、実際に私が日々使用しているものの一部を挙げていこう。

その前に、基本的な知識について書いておく。

知っておかないといけないのは、インクの取り込み方である。
一つはカートリッジである。これは差し込むだけの簡単なものだが、メーカーによって規格が違ったりして意外とめんどくさい。ちなみにDAISOの100円万年筆はヨーロッパ共通規格のカートリッジが使えるという点でも非常に有能なのだが、私は使ったことがないので今日は取り上げない。

もう一つはコンバーターという部品を差し込んで、インクの壺からちゅうちゅう吸い上げる方法だ。このちゅうちゅうする作業が地味に楽しい。しかしこれまたメーカーごとに規格が違うっていう。。しかもたいていコンバーター別売りだっていう(カートリッジは本体についていることが多い)。。高級品になると万年筆そのものが吸い上げられる構造になっているのだが、これも今日は取り上げない。

私は基本的にコンバーターを使うことが多く(ちゅうちゅうが楽しいので)、以下もそういう前提で読んでいただきたい。

もう一点。値段でなにが違うのか。所有する悦びとかは別にすると、安いものは、快適にインクが供給される角度の範囲が狭い、ちょっと速く書いたらインクがかすれる、逆に少し間が空くとインクが多めに出てしまうorペン先が乾いてしまう、といった点で劣っている。

とはいうものの、最初はそこまで気になることではないし、今日紹介するものは値段の割にはインクが安定供給されるほうだと思われる。ではいってみよう。

パイロット KAKUNO

安定のパイロットのエントリーモデル。クセがなくて使いやすい。値段もお手頃で初めての人におすすめだ。

コンバーターはこちら。


セイラー ハイエースネオ

こちらは万人におすすめというわけではない。というのもペン先がかなり硬いからだ。紙をガリガリ削っているようだと形容する人もいる。しかし慣れるとこの硬さも悪くなくて、柔らかいとねちょねちょしててやだという人の感覚を理解できる。

また初心者には硬さの違いがわかりやすいので一本持っておくといいのではないかと思うのである。

コンバーターはこちら。


ANZUYA 万年筆 筆圧のいらないプレミアム仕様

知らないメーカーである。筆圧のいらないとのことだが、筆圧のいる万年筆なんてあんまりないと思うのでそこをアピールされてもなあという感じだ。普通に書きやすいので満足だ。なぜわざわざ取り上げたかと言うと、コンバーターが別売りじゃないからだ。カートリッジはついてない。

もしかしたらコンバーターを別に買うのはハードルが高いという人もいるかもしれないと思ったのである。


とまあこんな感じです。私はこれらにパイロットのインクを入れている。

この3色セットは大きすぎないのでおすすめである。


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左はハイエースネオ+天色、右はKAKUNO+松露である。緑っぽさがあんまりうまく撮れてないな。なおDOGENというのは著名なYoutuberではなくて、道元禅師のことである。


画像2

左は再びハイエースネオ+天色、右はANZUYA+冬柿。これもあんまり柿っぽさが撮れてない。カメラもいいの買わないとな。


ええと、なにが言いたいかというと、色を変えると楽しいということである。気分転換になるし、面倒な作業を始める後押しにもなるということである。

今日はこんなところで。2000円以上の万年筆についてはまたいずれ。

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