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2023年6月の記事一覧
植原亮『思考力改善ドリル』読んだ
新著『遅考術』が好評な植原亮先生のこちらの書籍が某所でおすすめされていたので読んでみた。
因果関係の判定、帰納的推論、アブダクション、演繹的推論、反証可能性など、思考のための基本事項が網羅されていて、とても良いと思った。こういうのをもっと若いうちに読んでおきたかった、できれば10代のうちに。。。
ただ、日夜Twitterでレスバに明け暮れる諸氏には物足りない内容かもしれない。
例えば一番最初
ドミニク・オブライエン『記憶に自信のなかった私が世界記憶力選手権で8回優勝した最強のテクニック』読んだ
記憶術についてもう少し。
今度は世界チャンピオンのドミニク・オブライエン氏の本を読んだ。
書いてあることは基本的に池田義博氏のものと同じだが、より具体的なのでこの人たちがいかに傑出しているかがよくわかる。
方法論としては場所法とかジャーニーメソッドとか呼ばれる、場所に紐づけて覚えていく方法がメインである。
だから空間把握能力も高まると思われる。
それから人物と関連づける方法。こちらは一人の
クーリエ・ジャポン編『世界の賢人12人が見た ウクライナの未来 プーチンの運命』読んだ
見ての通り世界的な批評家らのウクライナ戦争に関する発言を集めたもの。
プーチンが悪いのは大前提として、NATOの東方拡大にも問題があったのではないか、いやいやオバマやメルケルは譲歩しすぎた、、みたいな常識的な意見が多かった。
あとはプーチンはロシア宇宙主義を信じているのではないか、レーニンのせいでウクライナが独立してしまったと誤解しているとか、知らないこともいろいろ書いてあったのだ。
トマ・ピ
植田文也『エコロジカル・アプローチ「教える」と「学ぶ」の価値観が劇的に変わる新しい運動学習の理論と実践』読んだ
Footballistaなどの意識高い系のサッカー雑誌にエコロジカルアプローチという言葉がよく登場するが、SDG的なものとは関係ない。
周囲の環境とのインタラクションから選手が自発的にスキルを習得するのがエコロジカルアプローチである。
本書は、Footballistaによく寄稿している植田文也氏による解説である。
エコロジカルアプローチから導き出されるトレーニング方法として制約主導トレーニン
『Chatter(チャッター)―「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』読んだ
かなり意識の高い本を読んでしまった。
内容はタイトルのとおりで、内なる声は良くないことが多いよって話である。
辛いことがあったときに自分の中で反芻していると、ネガティブな感情がどんどん増幅される。これはかなり悪い。
自分でウジウジしているよりも誰かに話したほうがいいというわけでもないらしい。昨今はSNSなんてものがあるが、これまた良くない感情を増幅する要因になる。エコーチャンバーってやつであ