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#443 バンド論92|フォーク界の大御所たち(井上陽水、アリス、チューリップ、さだまさし)

前回・前々回と松山千春や南こうせつというフォーク界の大御所について熱く語り、もはやバンド論ならぬ「フォーク論」になりつつある本シリーズですが、今回もまだまだいる大御所をダイジェストでお届けしましょう。


井上 陽水

まずは井上陽水ですね。
その脱力系高音ボイスで1970年代からフォーク界、ニューミュージック界で最前線にて立ち続ける、時代を超えて支持されている築いたシンガーです。
調べるとデビュー2回したり、離婚歴があったり、マリファナで捕まってたり、なかなかハードコアな人生を歩んできていたようです。

2002年のライジングサンで見てますが、ベストアクトは陽水でしたね。


3位 傘がない

これは上記のライジングサン1曲目だったので印象に残ってます。
真夏の北海道の地で、いきなり甲高い声で「都会では自殺する若者が増えている」と、東京から来たシンガーとしてつかみは抜群でしたね。
とにかくシニカルな曲ですね。


2位 夢の中へ

この曲は陽水の中でもかなりポップな部類に属する曲ではないでしょうか。
僕の中でこの曲は松山千春の「長い夜」と何故か被ります。
「探すのを止めた時 見つかることはよくある話」の元ネタはこの曲ですね。 


1位 少年時代

そして何といってもこの曲ですね。
小学生の頃に初めて聞いて、その時点で相当感動した記憶がありますが、感動したのはやはり前述のライジングサン、真夏の北海道で10代最後の年にこの曲を生で聴いて、色々とこみ上げるものがありました。
世代を超えて語り継がれる名曲ですね。


アリス( 谷村新司 & 堀内孝雄 )

アリスも陽水同様、70年代を駆け抜けたフォークデュオですね。
正直そんな思い入れが無いですが、曲が何曲か印象に残っているので、それを紹介しましょう。


3位 冬の稲妻

アリスと言えばこの曲でしょう。
You're Rollin' Thunderですね。


2位 影法師

で、アリスの曲じゃないんですけど、この曲は「はぐれ刑事純情派」の主題歌で、親父がこの曲めっちゃ好きだったんです。で、車でマジでいつも聞いていたので覚えて、僕の思い入れのある曲にもなってしまいました。


1位 チャンピオン

そしてこの曲ですね。
高校時代にカラオケで先輩が歌ってて存在を知り、この曲はカッコいいなと記憶して実家に帰ると、実家の車に積んでいた「70年代フォーク何とか」みたいなアルバムに収録されていたので、ずっと聞いてました。

やっぱりがんばれ元気あしたのジョーを読んで育ったので、ボクシングは好きなんです。
ストーリー性のある歌詞が非常に秀逸で、好きな曲でしたね。


チューリップ(財津和夫)

チューリップもそんなに曲を知らないんですが、マジで素晴らしい曲が多いですね。
ほとんどの曲をひとつ屋根の下で知りましたが、どの曲もメロウで好きですね。リアルタイムで聞いたらさぞハマっていたでしょう。


3位 青春の影

この曲は本当に感情が張り詰めまくった曲で、なんか今にも千切れてしまいそうな境界線ギリギリの感情あふれる曲ですよね。
本当にメロウすぎるメロディで、ひとつ屋根の下でも、極めていい場面でこの曲が使われてましたね。


2位 ぼくがつくった愛のうた

これもメチャクチャ可愛い曲ですね。
ひとつ屋根の下でも使われていましたが、CMでも使われてましたね。
日清オイリオの記憶がありましたが、調べたところ全くの記憶違いだったようでした笑


1位 サボテンの花

そしてやはりこれでしょう。この曲は大好きですね。
優しくて、切なくて、本当に名曲だと思います。
歌詞とメロディもさる事ながら、イントロのアルペジオも良いし、最後のハミングも良い。全体的に完成度の高い、J-POPを代表する名曲ですね。



さだまさし

そして日本のフォーク界を語る上でこの人は欠かせないですね。
10曲書きたいところですが、よりすぐりの3曲を紹介します。


3位 関白宣言

この曲は素晴らしいですね。売れるべくして売れた曲でしょう。
今だったらアホ共が「差別!」「モラハラ!」と叫び、絶対に歌えない曲ですよね笑

この曲はやはり関白と言っておきながら、奥さん思いでユーモアが溢れながら、奥さん愛が溢れているストーリー性のある、本当に素晴らしい曲です。


2位 道化師のソネット

この曲はダウンタウンの松ちゃんがかなり好きな曲としても有名ですね。
とにかくメロディが切なくて、美しく、道化師(ピエロ)の悲哀を歌う曲で、その辺を松ちゃんもシンパシーを感じたのでしょう。
名曲です。


1位 北の国から 〜蛍のテーマ〜

そしてもちろんこの曲がブッチギリですね。
とにかく、松山千春の「大空と大地の中で」と並んで、北海道を代表する曲ですね。
なにが素晴らしいって、やはり「AH」と「mm」だけで構成されている歌詞なのに、それだけで北海道の自然の雄大さ、美しさを表現できていることでしょう。

北の国からもこの曲が主題歌じゃなかったら、ここまでのシリーズものにならなかったかも知れませんね。やはり音楽は偉大です。


まとめ

他にも好きなフォークソングはあったりしますが、一旦この辺で終了とします。

しかし名曲は時代を超えますね。
上記で紹介した曲は、多分今リリースされてもそれなりに売れるはずです。
音楽を聴くプラットフォームとかは変わっても、こうした名曲は後の時代でもしっかりと残り続けて欲しいですね。

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