#368 蹴球論36|2002年 日韓ワールドカップ⑥ 〜総評〜
日韓ワールドカップ、思わず熱量が高まり、これまで5回の記事で予選リーグと日本代表の手記を紹介して参りましたが、今回が最終回。
決勝リーグと、印象に残った選手達を紹介します。
決勝トーナメント 総評
1回戦
ブラジル、ドイツ、イングランド、スペインなどは順当に勝利。
北中米対決となったアメリカvsメキシコは、アメリカが勝利して初のベスト8に。
今大会の台風の目・セネガルもスウェーデンを下してベスト8。
そして開催国の責務として決勝トーナメントに進出した日本と韓国。
日本は前回の手記の通り、0-1でトルコに敗れましたが、韓国は2-1でイタリアに勝利!アジア過去最高記録(北朝鮮が過去に記録)のベスト8に並びました、が!
この試合のジャッジは本当に酷かった。これで韓国を嫌いになった友人が周りにたくさんいましたね笑
2回戦
ベストバウトはブラジル vs イングランドでしょう。この試合はめちゃくちゃ面白かったが、ブラジルがしっかり逆転勝利!
そしてドイツもきっちり決勝トーナメント1回戦に引き続きウノゼロで勝利し、快進撃を続けていたセネガルもここでトルコに敗れました。
そして、韓国はPKでスペインに勝利!アジア初のベスト4!
この試合のジャッジもマジで酷かった笑
温厚ないとこのお姉さんまでキレてましたね笑
準決勝
ブラジルがトルコに予選リーグに引き続き、貫禄の勝利。
ロナウドのトーキックのゴールは本当にすごい。落ち着きすぎです。
そして謎の力が作動した影響か快進撃を続けていた韓国もここでドイツに敗れて終了。
ドイツはこの試合も1-0と、カーンが守ってバラックが決めるというのがカッコよかったですね。
決勝
この試合に準決で累積警告で出場停止となったバラックが出場してたらどうなってただろうとも思いますが・・・歴史にもしもは無いですね。
とにかくロナウド、リバウド、ロナウジーニョの3Rは相当エグかったので、それでもブラジルだったかもしれませんが・・・
カーンは最後の最後に集中が切れてしまいましたが、カッコよかったですね。
そんな感じで優勝はブラジル!!2大会ぶりの優勝です!
しかしこの時期は94アメリカ優勝、98フランス準優勝、そして02日韓優勝と、まさにブラジルの時代でしたね。
日韓ワールドカップで思い出に残った選手 BEST10
10位 鈴木 隆行|日本
日本代表で選ぶなら2点とった稲本も、司令塔として牽引したヒデも、バットマン宮本も捨て難いですが・・・やはり劇的な同点弾を叩き出した師匠ですね。
あのゴールが無ければ、マジでどうなってたか分かりません。
9位 エル・ハッジ・ディウフ|セネガル
セネガルは何と言っても開幕戦でしょう。
前回王者のフランスをスピードで翻弄し、劇的なジャイアントキリングでフランス撃破!波乱の幕開けとなりました。
そんな感じでセネガルをベスト8まで勝ち残したセネガルのエースストライカーのディウフをチョイス。この大会後にリバプールに移籍しましたね。
8位 イルハン・マンスズ|トルコ
そしてトルコも忘れてはいけません。
そんなトルコで異彩を放ったのはスーパーサブのイルハン。そのルックスにも注目が集まり、後述のイケメンとと人気は2分していました。
そしてその勢いで日本人気を残し、後にヴィッセル神戸に加入したんですが(略)
7位 ホン・ミョンボ|韓国
最後のW杯でベスト4と、最高の形で代表を終えられた洪明甫。
僕もかなりこの選手はリスペクトしているだけに・・・やはり誤審が本当に惜しいですね。
やはり短期決戦のW杯にベテランは必要ですね。
6位 ロナウジーニョ|ブラジル
まだパリSGにいた時ですね。
この頃はまだ22歳で世界的に有名な選手ではなかったですが、この大会でブレイク!その後にバルサに移籍し、バロンドールも受賞しましたね。
やはり圧巻はイングランド戦のFK。エグかったです。
5位 リバウド|ブラジル
そしてリバウドもえぐかったですね。
ロナウドもですが、もう落ち着きが半端ないので、常に冷静に左足でコースついて狙って、決めるっていう感じで5点とって優勝に貢献。
この頃はバルサにいた時期ですね。
4位 ミヒャエル・バラック|ドイツ
バラックは衝撃的でした。
大会まではあんまり存在を認識してなかったんですけど、もう中盤で全部拾うし、強いし、パスも性格だし、ヘッドで点取るし・・・かなりセンセーショナルでした。13番ってのもカッコいいですよね。
この大会以降、ウイイレで使いまくりましたね笑
3位 ディヴィッド・ベッカム|イングランド
そして何と言ってもベッカムでしょう。
日本で一大ムーブメントを巻き起こしたスーパー・イケメン・アスリート。
この頃僕は大学1年生でしたが、ソフトモヒカンにしてるやつメッチャ急増しましたからね笑
とにかくそのルックスだけでも100点満点なのに、キャプテンとして上質なクロスを供給し、因縁のアルゼンチン戦ではPKも決め、イングランドをベスト8にまで牽引したのはベッカムのキャプテンシーによるものでしょう。
この頃のイングランドはマジでカッコよかったですね。
2位 ロナウド|ブラジル
そして今大会の圧倒的な得点王であり、優勝の立役者のロナウドです。
前回大会では決勝でまさかの体調不良だったのですが、今大会では鬼のような活躍でほぼ全試合でゴール決めたんじゃないですかね?圧倒的得点王で、とにかく鬼でした。
もうゴールまでの落ち着きとか、性格さとか、本当にエースとして憧れますね。
ちなみにこの大五郎カットを大学でしている阿呆もいましたね笑
1位 オリバー・カーン|ドイツ
そして日韓ワールドカップの公式MVPであり、僕の心にも一番残ったのはオリバー・カーンでしたね。
グループリーグのアイルランド戦のロビー・キーンのゴール以外、決勝でロナウドに決められるまで5試合でクリーンシートを実現し、その存在感でチームを鼓舞し、相手を威圧するそのカリスマ性。
まさにGK王国ドイツを象徴する、キング・オブ・ゴールキーパーでしたね。
さよなら、日韓ワールドカップ
もう20年以上前ですが、やはり鮮明に覚えていますね。
自国開催のW杯、次回はいつ見れるのでしょうか?
94年に開催したアメリカが、次回2026年に共催で開催するので、周期の目安の一つが32年くらいでしょうか?
となると2002年に開催した日本国が再度開催するのは2036年とか、2040年とかで、前者の場合僕は53歳で、後者の場合は57歳という笑
それでも今同様に、変わらず盛り上がってるんでしょうね。
そんな感じで描きすぎてしまった日韓W杯!
次は・・・ジーコJAPANについて書きましょう。
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