#076 仕事論④|イケてるマネージャーの7箇条
現職に入社して、入社半年後くらいの割と早いタイミングで役職を任され、グループリーダー、部長となんやかんやでマネジメント経験を早めに積ませてもらい、なんだかんや5年くらいマネージャー職をやらせてもらっています。
広報的なネタが尽きつつあるので、今回は私の思うマネジメント論を語ってみることにします。かなり主観です。
1. マネージャーはチームの監督であるべき
よく混合されるリーダーとマネージャーの違いをわかりやすく説明すると、リーダーはサッカー部で言うところのキャプテン、マネージャーは監督です。
サッカーをするのは選手であり、マネージャーはサッカーをせずに選手の育成やチームを勝たせる為の戦術を考える立ち位置なので、言葉の意味ではやることが違うんですね。
とは言え!
まだまだ弊社は中小ベンチャー企業であり、選手兼監督がほとんどなのが実情です。
しかしながら選手でありながら、立ち位置としてはゴールキーパーあたりが良いでしょう。点を取るのは他の選手に任せるのです。
2.チームメンバーが納得していない時はひたすら対話をするべき
チームに不満を持っている社員がいたら、チームはうまく回りません。
サッカーでも「ボランチが明らかに采配に不満を持っている」などの場合に点は取れませんし、点が取れなければ勝てないのです。
このような局面で一番楽なのはこのボランチを選手交代する(リジェクトする)事ですが、それをやるのは二流・三流のマネージャーと個人的には思っています。そうした歪みは侵食するのです。「覚醒されたのは失くしてた傷跡」です。
そうした人間をパージするのではなく、しっかりと向き合って不満を納得いくまで対話なりコミュニケーションを行い、不満を解消させ「雨降って地固まる」状態にすることが一流のマネージャーでしょう。
3.中間管理職特有の「伝書鳩」にはならないように
上から罵られ、下から突き上げられ…中間管理職は辛いポジションです。
その辛さ故に、上から降りてきた納得のいかない仕事を部下に振る際に、「俺も納得してないけど上司の指示だから…」とかは言ってしまいたくなるんですけど、それはイカンのですね。
それだったらその中間のマネージャーを経由する意味がなくなるのです。
部下から見ると1個上も2個上のレイヤーも同じ「上司」でしかないですし、上司が上司を悪く言うのは部下にとっても心証はよくない。
明らかに納得のいかない理由であれば、振る前に上と戦うべきです。
そしてそれでも振らなければならない場合は、しっかりと意図を自分の言葉で説明する。そして納得をさせる(上記2に通じる内容)
とにかく部下がストレスなく働けるような振る舞いが重要ですね。
4.嫌われるマネージャーに価値はない
これまでの人生で自分より格上のマネージャーによく「マネージャーは嫌われてナンボ」とか「嫌われる勇気を持たなきゃダメだ」とか色々言われてきましたが、大抵その手の発言をするマネージャーは評判が悪く嫌われている人が多く、自分が嫌われている事実を肯定するためにそう言うのが多いと俺は思ってます。
嫌われるマネージャーが尊敬される訳が無いでしょう笑
言いづらいことを言わなければならなかったりしますし、時には厳しいことも言わなければなりませんが、そこに意図と納得するまでの対話があれば、そこまで嫌われることは無いと個人的には思ってます。というか今までそうだったと個人的に思いたい笑
5.マネージャーは組織づくりを円滑にする必要がある
結局のところ、仕事の充実はチームの充実だったりすると思っています。
サッカーで例えると、FWが「自分は点を取れればいい」とだけ考えて、実際に点を取りまくってたとしても、それだけではダメなのです。
チームで大事なのは「勝つこと」なので、そのFWが「自分が点をとってチームが勝てればいい」と思うことが重要で、マネージャー(監督)はそう言うチームを作る必要があるのです。
チームの雰囲気作りは「飲み会」でも「ランチ」でもいいんですけど、とにかくチームメンバーに対して誠実であること。これに尽きますね。
個人的には何度か「このチームが一番良かった」とか「前はつまらなかったけどこのチームになって楽しい」とか、マネージャー冥利に尽きるコメントもらったことがありますが、全てのマネージャーがそれを実現できれば組織は、会社は絶対によくなると思っております。
6.マネージャーは数字と向き合うべき
まぁ、当たり前の話ですね。プレイヤーとマネージャーの差はここです。
予算、利益、KGI、KPIなど、チームには色々な数値目標があると思いますが、チームメンバーの誰よりもこの数字を意識しなければなりません。
ただ、闇雲にこの数字を追って、プレッシャーをかけるのは二流・三流のマネージャーです。
この数字目標を達成するために「最短で」「即効性があって」「誰でもできる」方法を考えるのが一流のマネージャーですね。
7.マネージャーは部下の給料を1円でもあげる動きをすべき
一番マネージャーの本懐はここにあると思ってます。
前職時代、僕がリスペクトしていた上司は少なかったのですが、その中でも最もリスペクトしていたKさんという方がよく使っていたセリフなのですが、俺の血はこいつでできてます。
この発言をすると「そんな甘やかしちゃダメだ」とか的外れの意見をたまにもらいますが、無闇矢鱈に給料をあげようとはもちろん思ってません。
誰の目から見ても「○○君は頑張ってるな」と思ってもらうような、活躍をする機会を与えること。
そうした経験を積み重ねて部下に自信をつけさせること。
そして結果が出た際には、しっかりと褒めて、その活躍をみんなに伝えること。
こうした形で部下が査定の際に有利になるカードを多く持っておくことが、マネージャーのもっとも重要なことですね。
以上、どーでしょうか?
偉そうに言ってるけど僕もまだまだ発展途上のところはありますので、今一度背筋を伸ばして、上記を実現する漢(マネージャー)でありたいですね。
引き続き精進します!押忍!
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