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#588 バンド論110|鴨川

今回紹介するのは大学時代に知ったアーティストです。
以前に「思い出の青春パンク」の回でダイジェストで紹介しているのですが、鴨川という知る人ぞ知るバンドを紹介しましょう。


鴨川とは?

京都で鴨川と言ったら、京都市ど真ん中を流れる一般河川であり、京都を代表するデートスポットとしてお馴染みの聖地です。

僕は大学時代滋賀に住んでいましたが、服を買ったりコンパしたり飲みに行くのは大抵京都だったので、よく木屋町とか河原町とかで遊んでおり、大抵鴨川を通るのですが、いつもカップルが等間隔で並ぶ「等間隔現象」が有名ですね。

そんな感じで大分前置きが長くなってしまったのですが、そんな京都の観光名所をバンド名に冠したバンドこそが「鴨川」です。

僕と同じ立命館大学であり、僕が入学した時にはかなり成功している先輩バンドでした。
99年に立命館大学のバンドサークルで結成されたバンドで、2001年に1stアルバム「鴨鍋」をリリースし、2002年には2ndアルバム「鴨流」をリリースして全国区へ。当時は1年に1枚くらいアルバムをリリースするハイペースな活動であり、現在は活動しているのか不明ですが一時代を作ったバンドでしたね。

そしてコンセプトとして掲げるのが「浴衣ロック
スタイルを変えず、常に浴衣でライブするバンドでした。


鴨川を知ったきっかけ

大学に入学して割とすぐ、どっちだったか覚えていないんですけど、学校の生協か、最寄り駅のCD屋で買いましたね。
確かその日、別の目当てのCD(確かhawaiian6)を買おうとしていたのですが、それが売っていなかったので、「せっかくCD買いに来たから何か買って帰ろう」と、パワープッシュされていた鴨川を買ってみました。
当時はそういう時代だったんですね。

で、僕はその後に友達と遊んで、鴨川のCDを買った事を忘れていたんです笑そして、ちょっとしてから思い出して、鴨鍋を聞いたら思っていた感じと違ったのが第一印象でしたね。

もっと正統派のロックなのかなと思っていましたが、クリーントーンのカッティングを多用する裏打ち、曲が変わりまくる展開、意味の無い語呂合わせに近い歌詞など、当時好きだったB-DASHの世界観に強く、「これはこれでいいかも…」と聞くようになりましたね。

2ndの鴨流とかは、地元北海道でも聞いている友人とかがいて「全国区なんだな…」と思った記憶もありますね。


鴨川の聞いて欲しい曲BEST10

10位 3・2・ワンダフル

鴨川で初めて聞いた1stアルバムの1曲目のこの曲は印象に残ってます。
Aメロは1から10までを英語と中国語で数えるだけですが、サビからは急遽メロディアスになるメチャクチャな曲ですが、こんなの序の口ですね笑
サビのメロディは秀逸で好みです。


9位 夏

この曲は2ndの鴨流で「サマー」という名前で断片的に収録されているんですけど、正式に収録されたのは3rdの鴨音(カモンと読む)ですね。
開放感のあるメロディの良サビの曲なんですけど、僕がこの曲で一番好きなのはイントロだったりします。
ギターの裏打ちとベースとドラムの融合が秀逸で、かなり好みですね。


8位 Tomorrow

2nd「鴨流」の中でも1.2を争う位、サビのメロディがポップな曲ですね。
1度聞いたら忘れられないインパクトの強いサビのメロディは、このアルバムを知る人はみんな口ずさんでいました。
途中から早くなったりする所とかひっくるめて聞いていて楽しい感じの曲ですね。


7位 空

この曲は2ndアルバム鴨流のリードトラックのような存在でしたでしょうか?
アルバム発売前にWEBで聞くことができた曲でしたね。
もう正統派メロコアというか、この曲はかなりポップでカジュアルで人気もありましたね。サビのメロディも美しく、これを聞くと大学時代を思い出してメロウな気分になりますね。


6位 浴衣ロック

この曲は自らのスタンスを明示した曲であり、Aメロは静かなリズムで始まり、サビで爆発するという、Dragon Ash百合の咲く場所でに近い展開の曲だったりするんですけど、この曲のサビの盛り上がる感じも好きですね。
コーラスとかハモリとかが結構完璧だったりします。
そして最後のサビで転調したりとか、シンガロングできるコーラスとか非常に総合力が高い、ライブで盛り上がる曲ですね。


5位 HAPPY LIFE

この曲は2nd鴨流の2曲目なんですけど、当時一緒にバンドを組んでいた男が好きでギターでよく弾いていたので印象に残っていますね。
この曲も正統派メロコアな感じで、とにかくイントロからハイテンポでサビまで、最後までぶっ飛ばしていくGood Songです。


4位 ☆

これも2nd鴨流の曲なんですけど、このアルバムがリリースされた時期のインタビューか何かでGt/Voの目崎さんが「このアルバムで一番好き(?)な曲」と答えていた記憶もありますが、かなりメロウな曲ですね。

ハイスタでいう「Starry Night」のような、ゴイステでいう「星に願いを」や「銀河鉄道の夜」のような夜空をテーマにする曲は多いですが、得てしてロマンチックな曲が多く、ご多分に漏れずこの曲も相当ロマンチックですね。

サビに至るまでのメロディも、サビのメロディも秀逸。思い出の曲です。


3位 ドレミファソラシド♪

この曲は1st「鴨鍋」に収録されている曲なんですけど、すげー好きです。
この曲のイントロは他の曲でも使いまわしていたりするんですがそれは置いておいて、Bメロの「ラシドシドレドレミラミファ」とかを連呼する所が凄く好きだったりします。
マジで歌詞にメッセージ性が無く、本当に適当な曲なんですけど、惹かれる魔力を持っている曲ですね笑


2位 Sunday

2ndアルバム鴨流は、前述の「空」と、この曲「Sunday」が発売前にWEBで聞くことができたんですが、このSundayがメチャクチャハマって、それでアルバム買った記憶ありますね。
このサビのメロディセンスはかなり高いですし、もっとこの曲はみんなに知って欲しいと思って、当時宣教師となり色々な所で流したりしてました笑

短い曲なんですけど、この短さが結構理想だったりします。
最初のベルの音から「Sun Sun Sun Sun Sun Sun Sunday」の下り、スカコア風なAメロ、スイッチ入って激しくなり、サビに繋がるBメロ、そして最高級にメロディアスなサビ、そして終わるというのが良い。

このサビは本当に大好きですね。今聞いてもテンション上がる曲です。


1位 Don't worry

Sundayと迷いましたが…やはりこの曲が一番好きですね。
1stの3曲目のDon't Worryです。

前述の通り、鴨川のCDを買ったのは偶然だったんですが、1曲目~2曲目と聞いて悪くないなと思っていた矢先、この3曲目で大分やられました。
「あ、この曲大好き鴨(かも)・・・」と思ってしまいましたね。

この曲の構成が好きですね。
ハイスタのTHIS IS LOVEの構成にも近いですが、サビのメロディが抜群に優れているので、それがメチャクチャ印象に残って非常に良いです。
「自分らしさと共に歩む道の上」とか「いつだって曇りのち雨日和」とか、その辺のフレーズもメロディも本当に大好きです。

全体を通して鴨川は曲に冗長さがなくて、シンプルに終わる所はスッと終わる感じが非常に良いですね。



まとめ

そんな感じで鴨川が誇る知る人ぞ知るバンド「鴨川」を紹介しましたが、このインターネット時代にも関わらず鴨川の情報はマジで少なく、写真も動画もほとんどないんですが・・・

かなりレアな動画があったのでそれを貼っておきます。
僕もライブで見たことは無かったので「こんな人たちだったんだ」と初めて思ったという笑


そんな感じですが、この辺のゾーンをもう少し紹介していきましょう。
次は10-FEETかShakaLabbitsで!

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