見出し画像

#793 漫画論64|DESPERADO-デスペラード-

バンド漫画も「BECK」「デトロイト・メタル・シティ」「NANA」と紹介してきましたが、この漫画を外すわけにはいきません。

以前に少年マガジンを紹介した際にチラッと書いてますが、改めてこの漫画について紹介しましょう。


DESPERADO(デスペラード)とは?

この時期のマガジンの漫画はやっぱ熱いですね・・・

DESPERADO(デスペラード)の連載がスタートしたのは1996年、僕が中学1年生の頃だったでしょうか。
GLAYがブレイクして、ラルクがブレイクして、LUNA SEAがブイブイ言わせていたこの年、空前のバンドブームがそこにはありました。

そんな最中にて、これまでの漫画界では存在していなかったジャンルである「バンド漫画」がスタートしたのは、なかなか当時の価値観ではセンセーショナルでいたね。

その漫画こそがDESPERADO(デスペラード)なんです。


DESPERADO(デスペラード)あらすじ

※手元にない & 情報が無い & 記憶が薄いので一部適当です笑


主人公の椎名薫は洋楽ロックマニアなんですが、あくまでリスナーでした。
初めて音楽に興味を持ったのがQUEENボヘミアン・ラプソディとなかなかセンスが良かったりします。

で、そんな椎名はクラスでもエアーだったんですが、ミステリアスな転校生の黒須が登場します。
そして黒須に魅了され、椎名も聞く側からプレイする側になりたいと思って、ギターを始める事になります。
そして忘れましたが、黒須からギターを教えてもらえることになったんですね。
ここまでの流れはコユキと竜介くんと同じ流れです笑


で、学際に一緒に出ることになるんですが、黒須が持ってきたギターが凄い。傷だらけのレスポールなんです。
なんで傷だらけか理由はあるんですが、その辺はコミックスを読んで欲しいですね!
言うまでもなく、BECKでいうルシールですね。

そんな感じで学祭に出て、バンドの楽しさを知った椎名は、黒須とバンドを組むことになり、同じ学校のバンドのサラという女性ヴォーカルを誘い、そしてすったもんだありながらも、ベースとドラムも集まりバンド結成。
バンド名もTHE WILD FLOWERとして、プロ目指して上京して第1部完となります。

で、第2部はそこから2年くらい経って、TWF(THE WILD FLOWER)は事務所が倒産したとかの理由で活動停止を余儀なくされ、ヴォーカルのサラはバンド「THE VIP」のコーラスに誘われ、黒須は放浪の旅に出て、名前も無かったベースとドラムはフェードアウトし、椎名はバーテン(かカフェの店員)をやりながら、コミックバンドのヘルプでギターを弾いたりしていました。

で、アパートに越してた隣人のギタリスト・赤井太陽と仲良くなり、そのノリでTV番組の主題歌コンテストに賞金目当てで参加して、優勝して賞金をGETしてバンドは解散、そして旅に出て黒須と再会して物語終了な感じでした。

全4巻とかなりコンパクトであり、打ち切りの可能性もありますが、綺麗に終わった感じですかね。
やはり当時のバンドキッズたちはみんな見ていましたし、歌詞をちょっと馬鹿にして笑ってましたね笑


DESPERADOで好きなキャラクターBEST10

10位 薊野さん

薊野 あざみのさんは言うまでもなく忌野清志郎をモデルとしたキャラクターですが、前述の主題歌コンテストの審査員として、金の力で出来レースで優勝をGETしようとしたTHE VIPの美輪純に対して、「大事なのはソウル や!」と言い張って出来レースを一蹴した、ポリシーを持った漢です。


9位 美輪純(THE VIP)

前述のTHE VIPのギターヴォーカルで、確か大物芸能人の二世かなにかでした。親の七光りをこれでもかというくらいに利用したロックスターで、ちょっとkjの顔が浮かびましたが…笑
この頃はまだDAはブレイクする前だったので、違うと信じたいですね笑

そして前述のコンテストで、BURN OUTのJの如く、十字架に釣られたところから始まり・・・

恋はツイスター!

という曲を歌ったときは、なかなか度肝を抜かれたものでした笑



8位 ヤクザ

このヤクザは説明するのが面倒なので詳細は省きますが、過去に黒須に半殺しにされて、黒須を恨んでいるんですね。
「死神」と自分で言っちゃうくらいなんですが・・・笑
そんな死神は過去にブチ切れた黒須に簀巻きにされて川に投げ捨てられるんですが、奇跡の生還を果たしたようです笑


7位 雷太

そして第2部でバンドを組むメンバーですが、ドラムの雷太はほぼ空気なのでこの順位になりました。
能()かなにかをやっていて、その伝統を受け継ぎながらもドラムを叩きたいという真矢みたいなルーツを持つドラマーですね。
とにかく、ほぼ空気でしたね笑


6位 八神

八神は椎名の高校時代のクラスメイトで、色黒でロン毛という90年代後半を象徴するような男で、サラと一緒にバンドをやっているギタリストで当時はイヤな奴だったんですが、徐々に良い奴になります。
この辺もBECKでいう兵藤ポジションですね。


5位 サラ

サラは2巻の表紙にいるショートカット、ホットパンツのヴォーカルですね。
幼少期から母親が経営するスナックで歌を歌っていたので、かなり声量だったり人を惹きつける魅力があるヴォーカルで、もともとは八神とバンドを組んでいたんですが、やる気がなかったので脱退みたいな感じで椎名と黒須と組むことになり、揉めたような揉めなかったような記憶があります。
最後は薊野さんと一緒に音楽やるとか、そんな感じで最後まで良いポジションにいたキャラクターでしたね。


4位 黒須

そして椎名のギター師匠の黒須です。
「痛くてもやれよ」という鬼ですね。僕がベースを弾き始めの頃は多少は痛かったかも覚えてないですけど、ここまで辛いものではなかった気がします笑
完全にBECKの竜介ポジションなので、やっぱギタリストはロン毛であるべきなのかも知れませんね。


3位 椎名 薫

そして主人公の椎名ですね。
元々は平凡な少年だったんですが、ギターを手にして引っ込み思案だった性格も代わり、ヴォーカルまでやるようになりました。
音楽の力は大きいですね。


2位 赤井 太陽

赤井太陽はこの左下のギターです。
まず名前がいい感じで、レフティースタイルでギターを弾くナイスガイです。
英語を喋れたり、色々な引出しを持っているギタリストですね。

そして一番好きなのは、椎名と盛り上がって公園で、「ザ・ハイロウズ、1曲やるか?」と言って相談天国を一緒に演奏するところですね。


1位 シャチ

そして一番好きなのはシャチですね。
シャチは上の4巻でいう右下でベースを弾いている坊主であり、愛する女の為に金を稼ごうとするナイスガイです。
シャチで好きなのは、オリジナル曲を作っている時にシャチが作詞をするんですが、ボーっと横になって寝ころび「寝てたら歌詞が下りてくる」と言い、詩を書くのですが・・・


退屈なチャートに興味はない!
くだらない歌は歌えない!


みたいな感じで、「下りてくるの、それか!」と思ったものでした笑


まとめ

そんな感じで思ったより盛り上がって書いてしまったDESPERADO、久々に読みたいものですね。
そんな感じでバンド漫画について色々書きましたが、ネタも出尽くしたのでボチボチ変えていきましょう。

以上!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?