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#476 バンド論96|NoFX

前回バンド論で紹介したGREEN DAYに続きまして、僕の音楽史にかなり強い影響を与えた全世界で愛されているパンクロックバンド・NoFX(ノーエフエックス)について本日は語ります。


NoFXとは

ベース&ヴォーカルのファット・マイクを中心に1983年に結成され、以降ほぼ変わらないメンバーでアメリカのみならず世界中のパンク・ロック・キッズ達の憧れとして君臨し続けています。

1990年にはインディー・レコード・レーベル「FAT WRECK CHORDS(ファット・レック・コーズ)」を設立し、プロデューサーとして多くのバンドを自らのレーベルからデビューさせて、日本からもHi-STANDARDがこのレーベルより輸入盤をリリースしています。

音楽性はとにかく激しく、メロディアス
ハイスタも多くNoFXに影響を受けたと色々な所で語っておりますし、ハイスタ以降のバンドにもガッツリ影響を与えております。

そして結成40周年のこのタイミングでバンド活動に終止符を打つべく、ワールドラストツアーを開催中で、何故か日本には来ないという笑
てっきりマイクは親日だと思っていたんですが・・・

何とか最後にその雄姿を眼に焼き付けたいですね。


NoFXを聞いたきっかけ

中学校時代だったでしょうか。ハイスタを聞いていて、存在は知っていて、興味もあったんですが、当時情報が無さ過ぎました。
何から買っていいのか、どの曲が有名なのかも分からず、アンタッチャブルな感じでいたんですが、ある日オムニバスの「PUNK-O-LAMA3」を聞き、そこに収録されているNoFXの楽曲を聞いて魅力を感じました。

元々ハイスタに影響を与えたという意味では当たり前なのですが、この時初めて「ハイスタみたいなバンドにようやく出会えた」とテンションあがったものでした。
その速さと、メロディアス具合は完全に「ハイスタ仕様」であり、以外とこの両方が兼ね備えられたバンドは無かった、というかハイスタの後塵のバンドは「ハイスタと同じことやっても勝てない」と思って、ハスキンがエモく流れたり、BRAHMANは民族音楽入れたりと、オリジナルティーを出してきていたので、シンプルに速さとメロディで勝負する、このジンガイ達には大分憧れましたね。

高校とか大学では周りに聞いている人もおり、借りたりしたものでした。
僕がNoFXで唯一持っているオリジナルアルバムは「punk in drublic」でして、高校時代はかなりこのアルバムは聞いていたもんです。


NoFXの聞いておきたい10曲

10位 We Threw Gasoline On The Fire And Now We Have Stumps For Arms And No Eyebrows

とにかく長いタイトルのこの曲ですが、前述のオムニバス「PUNK-O-LAMA3」に収録されており、1曲目がこの曲なんですが、速く、メロディアスで、マイクのダミ声がカッコいい。初めて聞いたNoFXの曲なので印象に残っています。
最初から最後までマイクのベースがカッコいいんです。サビが終わった後の和音がいいっすね。
ちなみにPUNK-O=LAMA3は、この次のEverybody's Girl(Dwarves)も良いですが、一番カッコいいのはLozin' Must(Millencolin)ですね。


9位 Murder The Government

30秒くらいで終わるシンプルなパンクロックナンバーです。
「人殺しの政府」という意味なのでしょうか・・・?
以降もブッシュ政権のイラク侵略に対し、批判するアルバムを出したり、社会派バンドであることもNoFXが愛された所以ですね。
そして、このような政府批判をできる辺りはアメリカと言う国の度量の広さですね。日本だったら絶対無理でしょう。


8位 Champ Ellyeese

シャンプ・エリーゼと読むのでしょうか?
シャンプエリーゼ → シャンエリーゼ → シャンゼリーゼってことで、かの有名な「おおシャンゼリゼ」のカヴァーです。
Fat Wrech Chordの25周年ライブが2015年に開催され、そこで初めて生で聞いたのですが、すげー楽しかったですね。両手をあげて叫びました。
このファット・マイクのカヴァー好き具合はギミギミズに繋がるのですが、ギミギミズも別途紹介しましょう。


7位 Dinosaurs Will Die

メロディアスでありメロウな曲です。
高校の頃、友達にアルバム「Pump Up the Valuum」を借りた際にはそこまで印象に残らなかったんですが、のちにリリースされたベストの1曲目がこの曲で、そこで聞くと「あ・・・この曲カッコよかった・・・」と思った、そんな曲です。
前述の25thのライブでも1曲目はこれでしたね。


6位 Bob

この曲も楽しい曲ですね。ボブ!
「オイ、オイ、オイ」と叫んだり、トランペットで踊ったり、最後激しくなるところで暴れたり、てんこ盛りの曲です。
NoFXの訳詞とか全然知らないんですけど、恐らくゴキゲンなボブに関して歌った曲でしょうね。


5位 What’s the Matter With Your Parents Today

この曲も高校時代を思い出す名曲です。
前述のPUMP~を貸してくれた高校時代の友人が「この曲が一番いいよ」と紹介してくれたのですが、確かにこの曲が一番良かった。
メロウで激しく、緩急がいい感じで盛り上がる曲ですね。
また、「What’s the Matter With Your Kids Today」という曲もあるんですが、この曲との関係性は不明です!


4位 Don’t Call Me White

これもカッコいいですね。
「俺をホワイト(白人)と呼ぶな」という意味でしょう。
とにかくパンクロックのお手本的な曲で、とにかくコーラスが美しい。
終始ドラムが走っていて激しく、カッコよく、そして楽しい曲です。
この曲を聴いて、更にNoFXが好きになった記憶がありますね。


3位 Leave It Alone

これもメチャクチャメロウで、素晴らしい曲です。
凄く短い曲なんですけど、めっちゃ印象に残る曲で、90年代後半を代表するパンクロックアンセムですね。
シンプルで素晴らしい曲です。


2位 Stickin’ In My Eye

これはメチャクチャカッコいいです。
90年代の洋楽メロコアを代表する曲で、冒頭のマイクのベース、イントロのギターリフ、Aメロのメルヴィンのヴォーカル、そしてクソ盛り上がるサビ&コーラス、転換のブリッジetc…すべてがカッコいい。鬼です。
前述のFAT WRECH CHORDS 25周年のライブで、この曲だけやらなかったのが非常に残念でした笑


1位 Linoleum

名盤「punk in drublic」の1曲目であり、多分僕が前述の「We Threw~」の次に聞いたNoFXの曲ですが、マジでこの曲は強烈でした。
「かっけー!!!!!!!!!!!!」とメッチャ興奮した記憶があります。
恐らく世界中のNoFXファンもこの曲は大好きでしょう。
とにかくカッコよすぎる曲ですね。

ギターのリフとイントロ、ここが一番カッコいい気もします。
そして何気にメロディは全部パターンが違い、あっという間に2分間が終わりますが、最初から最後までカッコいいですね。
初めて聞いた時から、今でもずっとカッコいいこの曲がNoFXの永遠のNo.1ですね。


まとめ

そんな感じでNoFXについて紹介させていただきましたが、改めて聞いてもやっぱりメチャクチャカッコいいですね。
やはりもう一度最後にライブ見たいので…追加公演の発表に期待ですね!


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