見出し画像

#078 広報論13|広報担当のリモートワーク

リモートワーク…
それは一度経験すると、もう離れられない麻薬のような制度です。

私が現職に入社する前までは、リモートワークという世界は無縁でした。
前職なんて固定のデスクトップでしたし、セキュリティが鬼のように強固でしたので、会社の情報なんて持ち帰れなかったんです。
(とは言えどうしてもの時はdropboxでファイルを送ったりしてましたが)

現職で初めて「リモートワーク(当時の呼び名は自宅作業)」を知り、「え?家で仕事していいの?」と、かなりセンセーショナルでしたが、であれば私もと、コロナ前の2018〜2019年もそれなりの頻度で使っていました。
その頃の私のポジションは開発部門のマネージャー兼営業でしたので、営業用の提案資料を集中して作りたい際にはよく自宅作業してましたねえ。
(厳密には図書館で作業してましたが)

なので、2020年にコロナが始まって「完全リモートワーク!」となっても、特に問題なく業務は移行できました。それは広報専任になった2021年も同様ですが、広報の業務はリモートでまかり通るのか??

それでは広報業務をリモートワークで行えるかを検証してみましょう。


1. 原稿を書く作業

広報の業務はプレスリリースや実績記事、ブログなどのオウンドメディア、SNSなどの執筆が基本ですが、これはリモートでできるのか?
答えはもちろんYESですね。むしろリモートの方が捗ります。
僕は気合入れて原稿書きたい時は、イヤホンして無音(耳栓代わり)にして、カフェとかでやりますので、会社とかだと逆に難しいですね。
てなわけで原稿を書く作業はリモートが適しております。

結論:原稿作成=リモート可能


2. インタビューなどの取材

取材はリモートででき………………………ます!
むしろ最近のインタビューも最早リモートが主流だったりします。
あと僕はやらないですけど、リモートで取材を受けるときは画面収録(動画撮影)の許諾の依頼を受けたりもしますので、全然リモートで問題なかったりします。

しかしながら、かなり相手が偉い方だったり、プレミアがある方などの際は直接伺って取材するのが礼儀ですね。
あとはインタビュー中の写真撮影もリモートでは映えないので、直接伺うことがベターですね。

結論:インタビュー=リモート可能(但しリアルの方が良いケースもあり)


3. コーポレートサイトの更新作業

これもリモート可能ですね!

我が広報部門でコーポレートサイトは管理してますが、企画・ディレクションなどは私が担当し、コーディングはNさんというナイスガイが担当してくれております。
NさんはVPNに接続したりとかそういうエンジニアリング的な調整は必要ですが、企画、デザイン依頼、検証など全てリモートで可能です。

結論:コーポレートサイト更新=リモート可能


4. イベントの開催

社内イベント・社外イベントが月に2〜3本あるのですが、これは主催の立場ではリモートはNGです!
オンラインイベントでは例外的に可能だったりもしますが、基本的にはリアルイベントの運営がメインとなるので、こればっかりはオフィスなどでやらなければなりません。
ちなみに参加者はリモートでOKですので、ライブ配信の設定とかもやらなければならないのですが、その辺はかなり詳しくなってます(と言ってもたまにミスりますが)

結論:イベント開催=リモートNG(オンラインイベントは可能)


まとめ. 業務全体を通して

基本的に広報の業務はリモートワーク可能と言っても良いですが、これは熟練度による気がしています。
やはり初心者はあまり向いていないかも知れません。

何度も言ってますが広報は浅く広くの知識と、情報処理能力が必須です。
Aについて紹介する時に、「Aに付随する情報B」「Bに付随する情報C」とかを瞬時に出せる人はリモートで良いでしょうが、それを出せないときに一番有効なのは「周りで知ってそうな誰かに聞くこと」です。

この「周りで知ってそうな誰かに聞く」という行為は、リモートではやりにくいんですね。
ですんで、広報業務をリモートで行うのはある程度の熟練度が必要ではありますが、業務自体はリモートでガンガン進められるという感じで本記事は終了!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?