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『礼に始まり、礼に終わる』

これは自分が幼少の頃、剣道を始めた時に最初に習った武士道の心の言葉です。
相手に対峙して、一礼をしてから蹲踞をし、お互いが修練した剣の技で戦い抜き、勝っても負けても、剣を納めて帯刀を解いてから一礼をして戦いを終える。
負けて悔しくても…きちんと礼をできないような姿勢では、恥ずかしいと叱られ、礼儀作法を徹底的に指導されている仲間もいた。
さらに遠い昔…竹刀でなく刀でも、同じ心持ちだったのではないだろうか?
斬るか、斬られるか?生きるか、死ぬかの真剣勝負の戦いで斬って倒れた相手に対しても、崇高な武士はきっと心でも相手の命の血を振りぬぐい、一礼を尽くしたのではないか?と推察する。
それが大切な武士道の心である。
さて、時は現代のビジネス道でも、礼儀作法が指摘される場面を良く見ます。
自分は、社員教育や人間形成としての教えにも、『礼儀作法』は、かなり重要だと考えています。日本人だからとかではなく、外国でも武士道精神をビジネスに取り入れている有名な外国人経営者も多数知っています。
自分の会社では、朝の出社時に社員全員に対しても一礼をして『おはようございます』と挨拶をします。
それが、きちんとできない社員にはその場で直接注意します。しっかり、目を見てできる挨拶を勉強してもらいます。
仮に、営業会社の社長がきちんと挨拶ができない社員を、見過ごしたらどうなるでしょうか?
きっと、その日一日に会うお客様や、関わる人たちにきちんと挨拶ができるとは、考えられにくいとは思いませんか?
もし、社内で挨拶をできなくて、他で相手によってはできる人がいるとしたら、その人は分け隔てをするメッキで繕った人に違いありません。そして繕う事や見せかけで生きる事で、本人も疲弊し結果、誰の為にもなりません。そもそも嘘臭い人は全て嘘臭いのが、見る人が見れば見透かされてしまいます。メッキは真実で簡単に溶けてしまうのです。(あ、友人にメッキ会社の経営者や後輩がおりますが💦関係ありませんので誤解なく🤣)笑
そして、それは家庭でも同じです。挨拶のできる、できないで人生が変わる可能性があると自分は考えているからです。
先日、礼儀についてたまに失礼な友人と(笑)談義しました🤣
「失礼」「無礼」「非礼」についてです。
「失礼」は「礼を失う」と書くように、元々はあった礼儀がなくなっている様子を表します。「元々礼儀を知っているが、うっかり礼儀に欠けてしまった」という事。
「失礼しました」「失礼いたしました」とした場合は、「相手に対して礼儀を欠いたことに対して許しを得ること」を表します。目上の人に対して使える表現です。
人に対して礼を失うこと。敬意を欠くこと  
暇を乞うこと。別れること
他人のものを黙って自分のものにすること
別れるとき、謝るときなどの気軽な挨拶語 
などなど。
「無礼」は「礼儀をわきまえないこと」「失礼」「ぶしつけ」を意味します。
「無礼」は「なめ」とも読めますが、「ぶれい」と読むのが一般的です。
「無礼」は「礼が無い」と書くように、礼儀のない様子を表します。
「無礼」は「失礼」よりも、程度が悪く、礼儀を外れた振る舞いを行うことを指します。
相手や自分が怒ったり、悲しむなどと感情的になるほど礼儀を外れた振る舞いをしたときに使います。
そして
「非礼」は「礼にそむくこと」を意味します。
「非礼」は「礼に非ざる」と書くように、礼に従わずに反抗したり反対する様子を表します。
「失礼」や「無礼」と違い、”礼儀に反している”ということなので、最大級の失礼に当たります😆
ですので、「非礼」は最も礼儀に外れた振る舞いに対してお詫びをするときに使います。
ビジネスシーンでの「非礼」は、始末書を書くレベルの失敗をしたときや、社員の振る舞いによってお客様から苦情がきたときに用います。
主に、会社において部下が失態を起こしてしまった際、上司がお詫びをするときに使うようなイメージです。
いくら有名になっても、いくら認められる人になっても礼儀を欠いている人は魅力が薄っぺらに感じます。
そして、そのような残念な偉い?人を沢山見てきました。笑🤣
反対に、恐縮してしまうくらいに礼儀礼節の心を持って接してくれる、素晴らしい先輩方も沢山見ています。
挨拶ができない人、礼儀を人によって欠く人などにも色々なタイプの人がいて、悪気がなく天然おっちょこちょいの人や、逆に計算的な悪人なども💦笑
でも、失礼な人には失礼な人が集まってくる、類は友を呼ぶになるようですね😅
失礼集団、失礼グループなどなど…
これはリアルも、オンラインも同じだと自分は思います。
自分の中にある自分の軸や、考え方は人それぞれで、もちろん構わない訳でありますが、自分は『誰とでも、どんな人とでも』変わらずに礼を持って接する事、『本人の目の前で言えない事は他でも言わない』こんな些細な事を、今までも、これからも大切にしていきたいと思います‼️
本人にきちんと言いたい事は、陰口や悪口は絶対に言わず、直接本人に刃のように優しく伝える事ができます八段です🤣笑
よく、竹を真っ二つに割ったような人?と言われますが…笑
失礼な人や、無礼な人は「無礼者ー‼️」と、昔は刀で斬られてチンになって消えてきたはずですから🤣笑
挨拶をきちんと言える人、お礼のきちんと言える人、礼儀を知る人になれますように、想いを込めて社員にも子供達にも伝え教えながら、自分も学び続けて行きたい…『人斬り抜刀斎ならぬ、人活かし抜刀斎✨』こと、不動産ネゴシエーターイケちゃんです。

#自分にとって大切なこと

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