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1223 やりたいことのその前後

温泉に行きたい。息が白くなるような山の上から見える景色を見下ろしたい。さらさら流れる川を小一時間見たい。唐突な旅行の予定にあわてて計画を立てたい。極寒の外から部屋に帰ってきて温かいスープを両手で飲みたい。犬のお腹を撫でながら眠りにつきたい。

どれをとっても、やろうと思えばやれることばかり。何かが引っかかっていたり、今いちタイミングを掴めずにやれていないことばかりを想像してしまう。先にあげたしたいことは全部、その前後にやりたいことが詰まっている気がしてる。
温泉に行きたいというより、温泉に行くまでの電車で弁当を食べるとか、 湯上がりに広縁で数ページだけ本読みたいとか、翌朝目が覚めて誰もいない温泉を独占するとか、そういう諸々。川を一時間眺めることよりも、そうして何もせずに考えごとをしたり最近あったことを思い出すことをしたりしたい。んだと思う。やりたい思いだけで充分なことがたくさんで、やれない自分を見つめたくなさから遠くに据え置いて距離をとって眺めてしまう。謎のアンビバレントな思いがある。

目的よりもその前後にほしい何かがあることはたくさんあるんじゃないか。たばこの合間に鼻から吸う冷たい空気がうまくて、とか。家系ラーメンの後の水がめっちゃうまいとか(うまい)。クラブの合間に行くコンビニ、仕事帰りに立ち寄る本屋、銭湯終わりの気だるい帰り道とか、そんなん。わかりやすく説明できてしまうアクションよりも、そういうつぶさなことばかり気になってしまう。

誕生日が12/27なんやけど、12/22に「誕生日おめでとう!」って連絡がきた。毎年一人はフライングしてくれるから、リマインダーか何かかな?と思いながら、違うよと伝える。もう明日クリスマスイブやん。なんか気づかん合間に12月めっちゃ進んでる。最近はスターウォーズを皮切りに、家族のことをよく考える。9はいいラストだったと思う。


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