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所詮自分のカゴの中
今年から5歳の息子が
クワガタ!カブトムシ!と虫に目覚めはじめて
捕まえにいくのがブームの最近。
夫と息子は、せっせと情報収集にはげみ、ストッキングにバナナとかいれて仕掛けをつくって設置しては、それを見に行くという遊びを楽しんでる。
が、いない。全然捕まらない。
私は全然その遊び盛り上がれないので俯瞰。
そんな中朝散歩してたら、コクワのメス発見。
実は今年落ちてるの3匹目。
ちょいちょい道に落ちてるんだよね。
ちょっと小馬鹿にした笑いで、それを夫と息子に見せつけるのが私のブーム(性格悪い)。笑
このコクワメス、その名もマメたん。
「マメたん(私のことらしい)は、所詮マメたんしか捕まえれないよね。」
※マメたんは小さくてよく落ちててすぐ捕まえれるやつらしい。
と、必死の悪口を夫に言われるが、全然効かぬ。
興味ないし。バカめ。
今回のマメたんが来る前の2匹は、数日前に息子が籠の扉を開けっぱなしにしてて逃げてしまっていた。
そして、今回このマメたんを捕まえると、息子
「マメたんおかえり〜」
と言っている。
ん?????
ちなみに、以前も、夫の実家の目の前の川で魚釣りを息子としていて、毎回5.6匹釣れるんだけど、一番初めにやった時は喜んでたのに、2回めからは喜び薄っ…。
「前釣れたお魚を逃がしてあげたやつが、また釣れただけでしょ?」
と…。
なるほど!!
5歳の息子の中では、クワガタも逃げたのと同じ子がまた再び私に捕まっていると思ってるし、魚も、ずっとその川にいて、逃がして、また同じ魚を捕まえて、と繰り返しているだけと思っている。
ふふふ
かわいっ。
と、5歳の視野の広さをかわいいと思ってみたものの、あぁ、私の視野も、ある人からみたらそんなものかもな、ともあとから思った。
きっとまだ生きて5年の彼にとっての経験した世界は、クワガタは道に落ちてること、魚は川で泳いでること、を知ったくらいで、きっと
森の中に死ぬほどクワガタがいること。
どの川にも魚はいないこと。
なんてのは自分の知らない世界で思いもつかない。
経験したこと+ちょっとくらいしか、想像ってできないよね。
だから、自分の視野、器が広くなったつもりでも、結局はそんなの世界を見て、広くてみはじめたら自分なんてちっぽけ、かもしれないってこと。
そのちっぽけな自分の思い込みなんて、
所詮自分の視野の中でしかないってこと。
広い視野を持つ人からしたら、
笑っちゃうようなことかもしれない。
でも逆に、自分より視野が狭い人の話は、自分からしたら、どうでもいい小さいことかもしれないけど、その人にとっては、その人の世界で目一杯の出来事かもしれない、と思うと、それはそれでとても尊いことだよね。
みんな同じ世界に生きてるはずなのに、視野の違いで、まるで別の世界を生きてるみたいだな〜
と、ファンタスティックを感じ、自分のはいっているカゴの限界を探してみたくなる朝でした◎
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