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【生産性向上】先延ばししたくない人はコミットメントすると良い

こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。

あなたは今やったほうがいいことをすぐにとりかかれる人ですか。
今やったほうがいいと思っていても、つい先延ばししてしまっているのではないですか。

人はやらなければならないことがたくさんあっても、つい目先の楽しいことを優先して、やるべきことを先延ばしする傾向があります。

そのことであとあと自分が苦しい思いをすることがわかっているのに先延ばししてしまいます。

この記事では、こうした先延ばしをしたくない人に有効な「コミットメント効果」について共有します。

人はなぜ先延ばしするのか

たとえば、世の中にはさまざまなダイエット方法が昔から手を変え品を変え提唱されています。

それは、ダイエットをしたいと思う人がたくさんいるのにもかかわらず、なかなかダイエットに成功する人がいないという事実を物語っています。

心理学や行動経済学では、こうしたことの原因を「現在バイアス」とか「現在指向バイアス」という傾向にあるとしています。

なぜダイエットしたいと思っているのにも関わらず、ダイエットに成功する人が少ないのでしょう。

それは、人間には将来の利益よりも、今の利益の方を優先してしまう傾向があるからです。

つまり、将来の健康やスリムな見た目といったメリットよりも、今このときの食欲を優先してしまうということです。

先延ばしをなくすにはコメットメントが有効

現在バイアスのような心理的傾向そのものをなくすことは難しいです。

ですので、現在バイアスに対する予防策を講じておくことが必要です。

現在バイアスは将来の利益よりも現在の利益を優先してしまうのですから、その予防のためには現在の利益を得にくくするか将来の価値を高めることが対策になります。

その一つの有効な予防策に「コミットメント」を利用するものがあります。

たとえば、今日からダイエットのようにあなたが実行したいことや目標を家族や友達、同僚にはっきりと宣言するということが有効です。

コミットメントすることの効果

周りにあなたの目標を宣言(コミットメント)するとあなただけでなく、その周りの人もあなたが実行したいことや目標を知ることになります。

人間には自分で決めたこと、言ったことを最後までやり抜こうという「一貫性の法則」という心理傾向があります。

自分でたてたり、口にしたり、宣言した目標を最後まで達成しようとするものなのです。

その目標が達成できないと自分自分に落胆したり、周りの人から口にしたことを実行できない責任感のない人間と思われたりします。

家族や友達、同僚に責任感のない人間だとは思われたくはないので、あなたは目標達成のため、いっそう頑張るのです。

こうした「一貫性の法則」を有効に利用するためにも、コミットメントすることは先延ばしの予防に効果があります。

コミットメントすることで、目先の利益を優先しにくくなり、将来得られるであろう価値を高めることができるのです。

また、コミットメントすることであなたは目標を強く認識することになり、「カラーバス効果」が有効になり、目標を達成するためのさまざまな情報を入手しやすくなります。

たとえば、ダイエットすることをコミットメント宣言することで、ダイエットの有効性やダイエット継続の有益な情報を敏感にキャッチするようになるのです。

まとめ

「コミットメント」は現在バイアスによる先延ばし効果に有効であること実験でも証明されています。

ただ、コミットメントを口に出して宣言するだけではなく、紙などに実際に書き出すことでより具体的なアウトプットとして常に意識することが重要になります。

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以上、Boschでした。

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