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髪切られ過ぎた

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(今回のヘッダーは散髪にちなんで、映画ローマの休日を観た後に描いたアン王女のイラストです。)

こんにちは。タイトルのままです。

あんまりにもショックなので勢いのままに書いています。



愛されると聞いていたのに

何を隠そう私、世間で声高に語られる「愛されショート」の言葉を信じて、頑なにショートカットを貫いてきたのですが、一向に愛される気配のしないまま、ただただ空虚な二年を過ごしてきました。何だこの一文。

時々文章を読んだ友人たちに、「信じられないくらい文章がブス」と言われるのですが(文章自体がではなく、ものの捉え方や考え方がブスなんでしょうね)、この一文でその自覚が芽生えてきました。すごいブスだ…。


文章から匂い立つ哀愁はさておき、髪の毛の話なんですけど。


一年どころか二年もの長い期間、世間様の御言を信じて髪を短く刈り続けたものの、「愛され」どころか「けなされ」に近い待遇だった現実を真摯に受け止めた私は、「絶対短い方がいい」という周りからの強い進言を振り切って髪を伸ばし始めました。

「愛されショート」なんてウソウソ大ウソひどいウソ。これは国民を欺こうとする陰謀に違いない。同性は本能で似合わない方をオススメしてくるって聞くし、異性は何も考えてないって聞くし、オンライン申請した10万円は待てど暮らせど来ないし、信じられるのは私だけ。



髪を伸ばしたはいいもののコロナで誰も見てない

だいたい3〜4ヶ月ものの月日をかけ、やっとこそ束ねられるくらいに髪を伸ばしたはいいものの、突然やってきたは皆さまご存知憎きコロナです。

必要最低限の外出は控えるとする自粛の動きが起こり、大学ですらオンライン授業に移行。

Twitterでは様々な批判やら何やらが飛び交う不穏な雰囲気、

かたやインスタのストーリーにはおうちじかんというハッシュタグと共に名店のテイクアウトや色とりどりの手料理がひしめき、

うかうか「私の髪どうすか」と自撮りを上げる気にもなれませんでした。

そう、間も悪いこの私、自粛の始まる少し前に、人生初の染髪にチャレンジしていたんですね。信じられないタイミングの悪さ、我ながら胸が痛みます。


逆賊の美容師

私はこれでもかなり気が小さいので、オシャレな美容室もおしゃべりな美容師も苦手で、中学生の頃から通ってる近所の適当なところで髪を切っています。

いやほんと怖いんだもん。一生懸命に相槌してるなとか会話を盛り上げようと内容広げてるな…とかそういう目で見ちゃっていたたまれない気持ちになるんですよね。注文とか必要なことだけを聞いてくれたらそれで全然いい。

私は施術料金は払ってるけど、おしゃべりしたり聞いていただく料金は払ってないから…申し訳ないなって…。別にベシャリが下手だからって減点対象にはならないし。

新しいお店や激戦区は特にこの傾向が強い気がして行きにくいです。

というわけで、慣れてるから怖くないという理由ひとつでいつも同じ美容室に通い続けてるんですが、びっくりするほど周りからの評判が悪い。

「もっといいところで切れないの?」と言われた時なんかは三日は落ち込んだはず。

 それでもそこで切る。なぜなら他が怖いから。


 しかし、怖くない馴染みの美容室と聞くと聞こえはとってもいいんですが、この担当美容師が大変くせ者で、私がオーダーした髪型より絶対短く仕上げてくる。

 正気か?

 ショートが得意らしく、「愛されショート」とかいう甘言に騙された私がショートを初めてオーダーした時の喜びようは記憶に鮮明です。

 そんな確実に全然話を聞いていない担当美容師が今回やりやがりまして、この育てに育てた私の髪の毛をバッサリ。バッサリ…。形を整えるってバッサリってことなの…?この国ではそういう意味なの…?

 私今回就職活動を始めるにあたって、サマーインターンにエントリーするために黒染めをすることになっていて、黒髪でギリなんかそれっぽいのは長めのボブかな…って思って写真も何枚も見せて説明したのにアアアアアアアこれを打ちながら猛烈に泣きたい気持ちにアアアアアアアアアアアアア!!!

長かったら切り直せるけど切り過ぎたら直せないんですよね!!!

「ワア頭が軽くなったァ😳」とかいうごく当たり前の感想しか言えなくて、文句とか言えなくて!!!

 てか友達とのLINEのやりとり見たら「私次は絶対美容室変える😢😢😢」って送ってたアアアアアアアアアアアアア学習能力ゼロ!!!

こんな鳥頭で私は果たしてサマーインターン通るのかしら!!!


日々嫌日比谷全部嫌!!!

日比谷線沿線でいい美容室知ってる人いませんか!!!恵比寿広尾六本木あたりが家から近いのでうれしいです!!!

情報、お待ちしています!!!




せっかくなので

美容室を選べない私が、髪へのせめてものいたわりとして頑張っている自宅でのヘアケアを紹介します。


1.高めのシャンプウ&トリートメント

美容室は怖くて選べないくせに、シャンプーは選ぶ。

私が愛用しているのはまさかのサロン専売品、「ルベル イオ ホームケア」のピンクのボトル。クレンジングリラックスメント(シャンプー)とクリームメルトリペア(トリートメント)です。

サラッサラのツヤッツヤになります。少ししっとりが強いというか重めの仕上がりになるかも。

これを使うようになってから、他のシャンプーを使ったら、乾かした後の髪が干上がったような感じがして衝撃。

私の髪が拒否反応を示してる。あれこれ言うけど私の髪はこんなに正直なんだな…。

それからというもの、私はこのシャンプーから離れられなくなりました。

軽い気持ちで男の家に泊まれない理由はここにあります。そもそも髪がギシついてでもついていきたいと思うことないんだけど。

ちなみに気になるお値段は、二つ合わせてAmazonで5000円くらい。

私はシャンプーとかヘアケア用品が揃う卸売店舗やドンキがAmazonよりきもーち割安なのでそこで買っています。

ヘアケア専門の卸売店舗には行けるくせに表参道の美容室には行けない、自分でも己のこの矛盾っぷりに動揺しています。


2.3日に1回のヘアマスク

美容室は怖くて選べないくせに、3日に1回は欠かさずヘアマスク。

私が使っているのは、これまた「ルベル イオ」の「ディープマスク」。お値段はAmazonで2000円くらい。

シリーズで白とか茶とか色々あるんですが、私は髪のダメージや広がりを抑えやすくしてくれると店員さんにおすすめされた紫のものを使っています。

私の髪の毛は持ち主に似てパサつきがちなので、これでしっかり保湿しています。

私の心も保湿したくて、LEDで何色にもライトの色が変わるガラス製の凝ったアロマディフューザーを年がら年中焚いてるんですが効果なしです。陰謀じゃん。

ちなみに店員さんによるとしっかり毛先にもみ込んだ後、しばらく時間をおいて寝かせるとより効果的なんだとか。

根元に塗ると、その部分の髪が重たくなってセットする時にぺったりしちゃうらしいのでなるべく塗らない方がいいんですって!


3.バスアウトのヘアトリートメント

ダメ押しの洗い流さないヘアトリートメントです。お風呂を上がってタオルで髪の水気を取ってあげた後、我らが「ミルボン エルジューダ」の「エマルジョン+」をサラッと髪にもみ込みます。

このミルボンのエルジューダというヘアトリートメントは本当にすごい。お値段はAmazonで2000円ちょっと。たったそれだけで幼女の髪になれる。

でもマジで気をつけて欲しいのは、このミルボンのエルジューダ、種類が鬼ある。

ピンク系のボトルだけなぜかバリエーションが5種類くらいあって普通に間違う。私は2回間違った。ここでも学習能力のなさを披露してしまって恥ずかしい限り。

でも全部よかった。全部よかったってすごくない?

店員さん曰く、オイルやミルク、セラムとあって、その中でも色々と種類があるので、自分の髪の性質やお悩みに合わせて選んでみるのがいいんですってよ!

私は一度買って調子乗ってドンキで買ったら普通に間違ったので、いつもの卸売店舗で買っています。

空き瓶持っていくのが確実ですが店員さんが若干笑います!でも楽しいからオッケー!


まだまだ色々おすすめアイテムはありますが、そろそろ字数がなんと4000字目前とさすがに長過ぎるので、また機会があれば紹介したいと思います。



最後に

「愛されショート」がいけないのではなく、この並々ならぬこだわりが色々なものを遠ざけているような気がしてなりませんが、すべては陰謀なのでちっとも気にしていません。

私は今流行りの自己肯定感がとっても低いので、こうして自分に、どこかパーツ一つだけでもこだわりを持って大事にすることで、反射的に雑な誘いや扱いに違和感を感じるようになったり、拒否を示せるようになりました。

 そのおかげで、明らかに自分に問題がない出来事でも後から私が悪かったかもしれない…と自責の念に苛まれることばかりだったのがぐっと減りました。

自分が大切にしているものを大切にできない人の言うことは聞かなくていいし、相手にしなくていい。


自分という存在は、毎日の選択の積み重ねでできていると思っています。

なんとなくとか、まあこれでいいかなを積み重ねると、周りに流し流され根無し草、愛着の湧かない自分というか、どうでもいい自分が出来上がっちゃうような気がして。

そうすると、相手が自分のことを考えて言ってるのかそうじゃないのかの見分けもつかなくなって、自分が思ってもない結果、「こんなはずじゃなかったのに」に直面するのだと思います。

私はそうなった女の子をたくさん見てきました。

お前も高いシャンプーを全部揃えろということではなくて、何かを選ぶ時、自分が良いと思ったものを選ぶ、大切にするというステップを踏んでみるのは意外と良い現状打破の方法になるかもということです。

その選択の積み重ねは自分をより大切にできるし、何かあった時に自分のお守りになります。

自分で、自分を守るお守りをたくさん作るのです。


もし、そのお守りを大切にしてくれない人が現れた時、私にとっては大切なことなんだと伝えてみる。

それでもちゃんと聞いてくれなかったり、一緒に考えてくれなかったり、そんなことと笑うような人だったら、思い切り突き放していいのだと思います。

というわけで、まあいいかを捨てて、ひとつ良い選択をすべく、今後の私は美容室にもこだわっていこうと思います。


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