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いじられたことで見つけた「好き」


高校に入ってからは
際立ったいじめはなかったものの、クラスメイトの雑ないじりは多かった。

ボケてもないのに
「おもんない」「なんかおもろいことやって」

4人でファミレスに行ったら
自分の横に誰も座らず向かい側の2席に3人で座ろうとしたり。


そこで不愉快だから帰ると言えなかった自分にも多少の非はあるのだが。

とにかく彼らのいじりへの苛立ちはほぼ毎日続いた。

基本的に面倒くさい役割は自分にまわってくる。
遊んだ後の後片付けや、何かしらのイベントの申込手続きetc..

その内の1つが幹事だ。

カラオケやバーベキュー、旅行などの仕切り役。

最初は幹事がとても嫌いだった。

予約手続き、参加する人たちとの日程調整など面倒なことをたくさんする割に、
感謝されることなく
ここがダメとか何かとダメ出ししてくるのが不愉快だった。

ダメ出しされるのが嫌で工夫するようになる。

するとどうだ。
うまくやれば文句を言われることはないし、自分の思い通りにできる。

達成感も大きい。

友達の中に限らず、
部活内での遊びでも自分が幹事するようになった。

思えば
4人対戦できるボンバーマンなどのテレビゲームをするためによく友達を家に呼んでいた。

1日の中で複数のゲームをどの順番でプレイするかをいつも考えていた。

幹事が、実は好きだったのである。


社会人になり、
プライベートで合コンのセッティングから、

仕事でイベントの主催をするようになった。

自分にとってイベントの主催は面倒なことでも嫌いなことでもなく、
楽しいことの一つだ。

楽しいコンテンツならば自ら幹事に名乗り出る。

「幹事好き」のルーツは高校時代にあったんだと、
自分史で振り返りで気づくことができた。


つづく


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【当noteの発信内容】

当noteは、

占い師からただのフリーターになった何者でもない32歳の男が、

自分史を通じて

自身の人生のミッション(役割)を見つけだすことで、

自分探しの旅を終わらせるまでの軌跡をつづっていく。

人気占い師から、ただのフリーターになった男の話

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