2023年の日本酒
コロナの気配もようやく薄れ、飲み屋街にも活気が戻ってきた2023年。今年は久しぶりに県外で仕事ができる機会が増え、地酒をよく楽しめた。仕事でよくお邪魔する長野県・福井県の酒が多くはなったが、普段のまない銘柄も意識的に飲むようにした。
せっかくなので2023年印象に残った酒を記録しておく。
日本酒と言えば「十四代」
今まであまり飲んでこなかった銘柄。出会いが少ないという事と価格の問題でそもそも興味が無かった。とはいえよくお邪魔する飲み屋には比較的よく並んでおり、今年はハイレンジから定番まで何種類か頂いた。
龍の落とし子を使った生詰純米吟醸は目を見張るほど美味しかった。食事終盤に頼んだのでやや記憶があいまいに。次の来店時にもう一回飲みたかったが売切れ。
あまり馴染みのなかった銘柄なので批評する資格は無いが、それ以外の銘柄は(当然美味しいが)感動というまでの味ではなかった。
福井で一番パンチの効いた蔵「舞美人」
旨酒ぞろいの福井酒において唯一無二の個性。とにかく酸が心地よく、古典的な米の風味の後から香る上質な酒。
今回は頂き物、夏のにごり酒。混ぜずに飲んでも美味しいが、よく混ぜて飲むと米の旨味と酸が絶妙で良かった。
信州松本の銘酒「大信州」
生産拠点を移転してますます勢いに乗る大信州。多種多様なリリースもありつつ、しっかりと「地酒」なので大好きな蔵元。福井の酒もそうだけど、長く仕事でお世話になっている(頻繁に飲みに行っている)土地なので、しっかりと味の経験値がある。
だからこそ、今年飲んだ日本酒の中で大信州の八重原産ひとごごちを使った2本が個人的2023年ベストの日本酒。
長野酒らしい爽やかな飲み口と上品な甘さ。明確に感じる酒米の旨味。このクオリティで4合瓶2,000円は驚き。
あまりに気に入ったので同じ酒米を使った他の銘柄も揃えて飲んだ。
個人的な日本酒の好みは食中酒。美味しい食事と一緒に楽しめる事が一番。その土地で、その土地の食べ物とあわせることが至福。家で飲むのも当然楽しいけど、やっぱり少し物足りない。
来年も良い酒に出会えますように。
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