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沖縄の気候や風土にマッチした、世界最古の医学「アーユルヴェーダ」の智慧。

アーユルヴェーダは5000年前(文献によっては3500年前)にインドで発祥した世界最古の伝統医学で、サンスクリット語の「生命・寿命」を意味する「アーユス」と、「智慧(知恵)・科学」を表す「ヴェーダ」を組み合わせたものです。「寿命科学」や「生命科学」とも訳されます。

現在では世界保健機関(WHO)に認証され、「健康な人の健康を守り、病人の病を鎮静する」ことを目的に、「人生を幸福に健康に過ごす智慧」として現代に伝えられてきました。

アーユルヴェーダは、古い学問でありながらも、現代の最新医学との共通点も多く、関心を寄せる方が増えています。 

『しあわせの智慧 アーユルヴェーダ』知念伽央梨 著

本書は、沖縄でアーユルヴェーダを学び実践する著者が、食・自然・植物・施術・瞑想・ヨーガの教えなど、心と体を健やかに、美しく過ごすための智慧をまとめました。
ベビーマッサージから介護まで、また自分自身のケアまで、一生を通じて役に立つ教えが本書には盛り込まれています。

私がアーユルヴェーダを学ぶことになったきっかけは亡き父の介護体験からでした。思うように介護できなかった後悔の念から、いろいろ調べていくうちに出会ったのがアーユルヴェーダでした。20数年前のことですが、学べば学ぶほど内容の奥深さに魅かれ、数ある健康法の中で最も古く、最も変わらない不動の智慧を学べたことに感謝しています。また、学べたことを誇りに思います。

『しあわせの智慧 アーユルヴェーダ』知念伽央梨 著 「はじめに」より


また、アーユルヴェーダの発祥の地・インドは沖縄との接点も多く、特に食の分野では食材や調理法など、共通点が見られます。本書は、沖縄の気候や風土にマッチしたアーユルヴェーダの智慧にも重点をおいて執筆されました。

 遠く離れた地ですが、琉球列島とインドの中北部はほぼ同じ経度です。二つのつながりを感じながら、本書では私が暮らしの中やスパで実践してきた内容を紹介します。読んでいただいた皆さんも、自分に必要だと思うことがあれば、取り入れてみてはいかがでしょうか。さまざまな発見があると思います。

『しあわせの智慧 アーユルヴェーダ』知念伽央梨 著 「はじめに」より