見出し画像

本屋じゃないとこでも本を売る---たまさか本屋 Vol.03

私の名刺には「企画営業」と書かれている。(ちなみにボーダーインクのnote担当、くものうえ部(仮)は二人ですが、もう一人は編集(え)で私は営業(ぐ)のほうです)

とりあえず、ボーダーインクでは名刺になんて書いてもいいんだと思う。

これを考えたのも私なので。たぶん、誰もとがめない。なんなら、部長って書いても、みんな笑ってOKだしてしまう、そんな会社です。

まぁ、なんでも屋なので、そんな肩書になってしまったのだけれど、出版社の営業となれば、書店営業だろうと思いきや、実はボーダーインクには書店担当は他にいるので、私の営業担当は書店以外の担当ということになる。(営業のほか編集以外なら、ほぼなんでもやってます!)

さて、書店以外で本を売るところはあるのだろうか?

あります。

たまさか本屋---ごあいさつ を読んでいただくとわかるとおり、いろんなお店で本を販売していただいています。映画館やらブックカフェやらホテルの売店とか、物産館とかね。

意外なところでは、餅屋さん、仏具屋さんとかにも置いていただいてます。

餅屋さんは、「よくわかる御願ハンドブック」という沖縄の年中行事をイラストで紹介した本1点のみの取り扱い。行事用のお餅が並ぶガラスケースの中に、餅と同じように並んで販売されている。仏具屋さんも同じく年中行事の本や道具や供えものの本が仏具のお隣に並んでます。これは、沖縄だけなのでしょうか?

本屋以外で本を売ること、なんなら1冊の本に合わせて取引きしていただくところを探したりもします。

子育て本を出版したときは、子ども服のショップ、ベビーマッサージを専門にされているところやおもちゃ屋さんにも販売をお願いしたりしました。

最近では、「南城市見聞記」という沖縄県南城市の地名とその地域のまつりなどを紹介した本を出版しましたが、タイトル通り内容は沖縄県南城市のみ!

しかし問題は…南城市に本屋がないこと!

南城市の方々が買ってくれることは間違いないだろうけど、本屋がないとなると本を手に取ってもらうチャンスもなく、なんなら気づいてももらえない可能性も。こういう時にこそ、書店以外で本を販売していただくところ<たまさか本屋>を探すわけです。そして南城市のカフェや宿泊施設、リラクゼーションサロン、共同売店などで販売をお願いすることができました。

こんなふうに本屋以外のお店でも本を売る「たまさか本屋」増殖計画は進んでいます。(ぐ)