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10月29日 ヘルシンキ旅行

今日1日、ヘルシンキ市内を散策してきました!

朝10時の気温はなんと3°c!!
10月後半でこの気温なんて、冬本番にはどれだけ下がるんでしょうか……

なにはともあれ、
今回訪れたヘルシンキの観光名所を一挙公開!!

長めの投稿になりますが、一緒に旅行してる気分で楽しんで頂けたら嬉しいです!




シベリウス•モニュメント

フィンランドを代表する作曲家、ジャン•シベリウス (Jean Sibelius 1865-1957)に捧げられたモニュメント。

1967年にフィンランドの彫刻家エイラ•ヒラツネにより作成されました。

シベリウス•モニュメント
Sibelius-monumentti

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600本以上のパイプを使い、波の様な形を造形することでシベリウスの音楽の本質を表現しているとのこと。

しかしながら「これはパイプオルガンじゃないのか」という議論が巻き起こってしまった。

これの何が問題なのかというと………

シベリウスはオルガン曲をほとんど作曲していなかった!!

そんな理由から、シベリウスを讃える芸術としてふさわしくないという声が出てしまい、その対応策として加えられたのが、下↓写真の「シベリウスの顔面」というわけです。

ほぼほぼデスマスクですよね。
確かに後付け感がすごい……

シベリウスの代表曲「フィンランディア」

ヘルシンキ大聖堂

フィンランドの国教の1つ、フィンランド福音ルター派の教会。

1830年からカール•ルドヴィッ•エンゲル(Carl Ludvig Engel)によって新古典主義様式として建築され、フィンランド大公兼ロシア皇帝ニコライ1世に捧げられました。

ヘルシンキ大聖堂
Helsingin tuomiokirkko

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内部に十字架などは見当たらず、フランスなどのヨーロッパ中部に多く見られるカトリック教会との違いを感じます。

パイプオルガンのデザインが独特。
北欧スタイル?それともこれもルター派の規律に則ったデザインなのでしょうか。


フィンランド国立図書館

ヘルシンキ大聖堂のすぐ隣に位置する美しい図書館。この図書館もカール•ルドヴィッ•エンゲル(Carl Ludvig Engel)によって設計され、1840年に完成しました。

当時はヨーロッパで最も重要な図書館と呼ばれたほど。

フィンランド国立図書館
Kansalliskirjasto
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この左右対称のデザインはローマ皇帝ディオクレティアヌス帝の影響を受けているそうな。


生神女就寝大聖堂
(ウスペンスキー寺院)

国立図書館から歩くこと10分ほど、ヘルシンキ大聖堂とは違った雰囲気の建物が見えてきました。

ここはフィンランド正教会の大聖堂で、生神女マリアの永眠を祝う生神女就寝祭に捧げられています。
(生神女就寝祭は正教会で大きなお祭りの1つ)

1868年、ロシア帝国の建築家アルクセイ•ゴルノスターエフ(Alexey Maksimovich Gornostaev)により建築されました。

生神女就寝大聖堂
(ウスペンスキー寺院)
Uspenskin katedraali
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祭壇は正教会特有のイコンが描かれ、壁/天井全体をモザイク模様が彩っています。

やはりここもカトリック教会とは全く違う様相を呈しており、宗教の違いによるデザインの違いに深い興味を抱きました。




サウナ (Allas Sea Pool)

生神女就寝大聖堂(ウスペンスキー寺院)から歩くこと3分ほど、大きな観覧車とモダンな施設が見えてきました。

ここは公共サウナ、Allas Sea Poolです。

フィンランド文化を代表する娯楽施設といえばサウナ!!!ですよね!
フィンランドでは各家庭にサウナルームを作るほどサウナ文化が浸透しているそうです。日本で言う大浴場のように、ほとんどのホテルにも大きなサウナがあるんだとか。

Allas Sea Poolの入場料は
大人14€、学生9.5€。

男女別のサウナと屋外プールがあり、サウナには水着が無くても入れます。
私は水着を持っていなかったのでサウナだけ。

事前に調べたときは
「フィンランドのサウナは日本のサウナほど暑くないため、ゆっくりと長居できる」
って書いてあったのに……

実際に入ってみると………

くっそ暑い!!!
普通に日本のサウナと同じくらい暑かったです。

とりあえず合計40分ほど入り、身体を芯から温めてきました!

今回は時間がなかったのでこのサウナしか入りませんでしたが、ヘルシンキ市内にはたくさんのサウナがあるらしい。
時間があれば他のところも行ってみたかったな〜

Allas Sea Pool
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Homepage

屋外プールは温水と常温が1つずつ。
常温といっても半ば氷かけてます。

キンキンに冷えた水の中で泳いでる人を見たときはさすがに仰天しました…

なにはともあれ、
海を見ながら泳げるなんて良いですね!

Allas Sea Poolにはカフェもついています。
ここでランチを頂きました。

サーモン美味しかった!!



オールドマーケットホール

Allas Sea Poolから小さな港を挟んだ向かい側に屋内市場、オールドマーケットホールがあります。

ここでは食材を中心とした魚や肉、ジャムやワインなど様々なものが売られており、その場でイートインもできちゃう。

オールドマーケットホール
Vanha kauppahalli

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中はこんな感じ。

落ち着きがあって心地よい市場。

さすがフィンランド!
サーモン中心に魚がたくさん!

思わず買ってしまいました。

上↑の写真でやたら真っ赤なサーモン、
ローズペッパーのサーモンをその場で頂きます。

ローズペッパーって結構クセがあるんですね。
初めての味に戸惑いながらもペロリと完食。

脂乗りすぎじゃないかってくらい濃厚なサーモンでした。

マーケットホールの目の前に広がる海!
ここをずっといくとバルト海に出るわけですね!




テンペリアウキオ教会
(岩の教会)

オールドマーケットホールからトラム(路面電車)で15分ほどの所にある教会。

ここもまた、フィンランド福音ルター派の教会です。1969年にTimo & Tuomo Suomalainen兄弟により建設されました。

本物の岩盤をくり抜き、頂部にガラスのドームをはめ込むという斬新な設計。

傍からみると、ただの丘です。

テンペリアウキオ教会 (岩の教会)
Temppeliaukion kirkko

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内部は想像以上に明るい。
もちろん照明の明るさもありますが、360度の窓ガラスから降り注ぐ自然光が岩の中とは思えない開放感を感じさせます。

壁はくり抜かれた岩を隠さずそのまま使用。この岩の壁が優れた音響効果を生み出すんだとか。




カンピ礼拝堂

テンペリアウキオ教会からトラムで5分ほどに位置する、木目調のモダンな建物。こちらもフィンランド福音ルター派の教会で、2012年に建てられた新築です。

ショッピングセンターや中央駅などが位置する中心街のド真ん中に位置しています。そんな賑やかな所に教会を作るのか、と驚きましたが…

この教会は「静寂のチャペル」としても知られており、その名の通り内部はとても静か。中に入ると一変、外の喧騒がウソのよう。優しい光と滑らかな木の壁に囲まれた、別世界を作り出しています。

内部の写真撮影は禁止。
金曜礼拝の間以外は自由に出入りできます。

カンピ礼拝堂
Kampin kappeli

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ヘルシンキに隕石落下!?

カンピ礼拝堂のすぐ隣のショッピングセンターの目の前に、目を見張る光景が!?

横倒しになった車と、潰れて真っ二つになった車、軍用車まで出動してる。

この軍服のお兄さんに話を聞いてみると

「今朝ここに隕石が落下したんだ」

と大真面目な真剣な顔でヒトコト。

私は「…………は!?」と固まってしまいました。思わず「映画の宣伝でしょ?」って聞き返してしまい、お兄さんは

「フィンランドをしらないのかい?
 そうそう、映画だよ」
とネタバラシしてくれましたが、

あぁ、失敗した。。。
ジョークにノレばよかった………

というわけで、そう!

"War of the World" という映画の宣伝でした!

にしても派手にやりよるなぁ…
どんだけ金かかってんだろ。

ハザードランプ点滅させ続けたり瓦礫のいたるところから蒸気噴き出させたり。

日本とは規模が全然違いますね。。。


"War of the World (2019 TV series)" 2019, Fox Networks Group, StudioCanal-backed Urban Myth Films

ヘルシンキ中央図書館

中央駅の向かい側に位置する、モダンなデザインの大きな中央図書館

2018年12月にオープン、
まだ1年経ってません!

この図書館は "図書館の常識" を覆す超新感覚の図書館なんです!
その内容は盛りだくさん……!!

より詳しく説明したいので、
後日、この投稿とは別の投稿にまとめたいと思います!!

次回の投稿をお楽しみに!!

ヘルシンキ中央図書館
Helsingin keskustakirjasto Oodi

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〈番外編〉
エレベーター

泊まってたAirbnbのアパートのエレベーター、見た瞬間に興奮してしまった!!

この型式のエレベーターがまだあるのか!しかも使えるのか!!って大興奮!

初めてこのエレベーターを見たのは映画「英国王のスピーチ」でエリザベス妃(Helena Bonham Carter)がライオネル(Geoffrey Rush)の家を訪れるシーン。

この作品を見ながら「これ!乗ってみたい!」って思ったのを今でも覚えています。

2010 "The King's Speech" Colin Firth, Geoffrey Rush, Helena Bonham Carter, Momentum Pictures, The Weinstein Company

階数を示すボタンしか無いんですね。
ドアが手動だから開くボタンも閉めるボタンも無い。
シンプルでレトロなデザイン、最高ですな!

文化の違い、というほどではありませんが、恐らく日本でこのエレベーターは見つけられないと思うのでとても嬉しかったです!

「ハリーポッター死の秘宝」でも同じようなエレベーターがあったなぁ

映画の中に入ったみたいな感覚でした!



まとめ

投稿内に書いたとおり、ヘルシンキ市内の名所はそれぞれが近い距離に位置しているため、1日で全部回ることが可能です!

もちろん美術館や博物館、サウナを満喫したいという人や、離島へのクルーズツアーに参加したいという人はもっとゆっくり時間を確保する必要がありますが、スピーディーにヘルシンキを楽しみたいという人は、この投稿を参考にして頂けると嬉しいです!


では、今回は以上です!

次回はヘルシンキ中央図書館についてまとめたいと思います!

次回もお楽しみに!!!

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