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カラスの勝手でしょ

こんにちは。ぼーんぐんです。

困っていることがあります。

深夜のカラスの鳴き声がうるさいんです。

「カァーカァー」「うるさーい」

せっかく気持ちよくぬくぬくと毛布にくるまり眠りに落ちかけているのに、騒がしく鳴かれるとムカッ腹が立ちます。

「夜だぜ、静かにしようよ」言葉が通じないためになすすべもありません。

みなさんがお住まいの地域のカラスも騒がしいのでしょうか。

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夜中にカラスが鳴くのは地震の前触れだと嫌な話も聞きますが、どうやらこれは根拠がないデマのようです。実際カラスには予知能力はないようです。

ではどうして鳴いているのでしょうか。

実はカラスはとても早起きなので深夜でもお構いなしに活動するようです。

特に夜でも街灯で明るい都市部は生ごみの宝庫でもあります。頭の良いカラスはどこに行けばエサ(生ごみ)があるか記憶しているんです。

例えば、朝忙しい方が翌日のごみの集配に合わせて前日夜間から生ごみを出してしまうことありますよね。そうするとカラスに見つかり夜中にエサ(生ごみ)を見つけた喜びの声を上げて仲間に伝えるのです。

「カァーカァー」

「あー残念。ごみが散乱しちゃう」

カラスを責める前に私たち人間の習慣を改めるべきなのかもしれませんね。

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カラスはスズメやハトと同じように、昔からいる身近な鳥です。

しかし色が「真っ黒」な事や、体長が「翼を広げると1メートル」ほどになることなどから、人に嫌がられるのです。

カラスを間近にご覧になられた方はお判りでしょうが結構威圧感がありますよね。

大きなくちばしで襲われるのではないかと恐れてしまいます。

しかも追い払おうとしてもびくともしません。逆に大きな目でこちらをジッと見つめてきますから、恫喝されている気になります。

またカラスは頭のいい動物ですから、追っ払う際に顔を覚えられて後から不意に空中攻撃で仕返しされはしないかと怯えることすらあります。

「どうにかならないの」

カラス被害は全国各地で出ていますが、鳥獣保護管理法で守られていますから勝手に駆除することもできません。

被害がひどいときには区役所に相談するしかないですね。

さあ、こんな悪いイメージのカラスですが、その昔は評価が真逆でした。

そもそも日本に神武天皇が来られる際に、神々に遣わされた三本足のヤタガラスが先導した話はあまりにも有名ですね。

でもなぜ、神々に遣わされた選ばれし鳥が、幸せの子宝を運ぶ「コウノトリ」や「白鳥」そして平和のシンボル「ハト」ではなく、真っ黒い「カラス」だったのでしょうね。

幸運をつかさどるのは大概「白色」と決まっていますよね。ほら「白蛇」や「白馬」のように「白色」です。

どうしてこの場合だけ「黒色」の選択だったのか背景が知りたいところです。

さらにヤタガラスの足の数が、ありえない三本なのも謎です。

そういえば豊作や疫病退散に効果がある妖怪「アマビエ」も三本足ですから不思議な奇跡を生むのは三本なのでしょうか。

いずれにしてもカラスが神の遣いだった時期があったのです。

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ネットの情報は凄いですね。

「深夜にカラスがなぜ鳴くのか」やっと答えに行き当たりました。

テレビで人気の大スター「志村けん」さんの言葉です。

「カーラァース、なぜ鳴くの」
「カラスの勝手でしょ」

そうだよな。

今日からは、私が”耳栓”をして眠ることにします。

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