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ビッグボスへの期待

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさんの職場のデスクの上には何がありますか。

「パソコン・・」

そうですよね。今やどんな職場でも、デスクワークを中心に作業されておられる方は特にパソコンがなければ仕事になりませんものね。

目の前にドーンと「モニター」があり「キーボード」が鎮座しています。そして利き手の前には「マウス」でしょうか。

有線、無線の違いはあれ大方こんなデスクが一般的ではないでしょうか。

そして毎朝職場に出社して最初にすることは何ですか。

「パソコンの電源オン」ですよね。

立ち上がってきたら、従業員個別に割り当てられた「従業員コード」や「パスワード」の入力をして未読メールなどメッセージのチェックでしょうか。

もうこれが世界共通の一般事務員の仕事のスタイルです。

もう疑問の余地もありません。当たり前です。

新入社員はまず初めにパソコンへの立ちあげ方から教えられ、毎朝儀式のようにそれを繰り返します。

「面白くありませんね・・」

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先日、テレビのスポーツコーナーを見ていましたら、

メジャーリーグでも活躍した新庄さんがプロ野球の監督として就任したというニュースに出会いました。

「なになに、新庄監督?」

興味をもって見ていますと、やはり新庄節が炸裂していました。

「優勝を狙わない、監督と呼ばないでくれ、単年度契約・・」

従来の常識を次々と打ち破る発言に会場は盛り上がり、ニュースを見た視聴者の中には「野球のことは何も知らないけど楽しそう。早く新庄監督の試合を見てみたい」そんな感想を持つ人まで現れます。

新庄さんなら「とにかく何かやってくれそう」「選手もファンも楽しめそう」「単純に面白そう」

多くの人がそんな期待を持つ。そんな会見でした。

野球で勝ち上がるためには、過去の経験から積み上げられた様々なセオリーがあります。優勝を狙うためには、時にはファンの望まない敬遠策もやむをえません。

しかしその試合「選手やファンは果たして楽しい」のでしょうか。

新庄さんはセオリーや複雑な心理戦ではなく「野球をみんなで楽しみたい」「野球をもっと好きになってほしい」「できれば球場にまで足を運んでほしい」「みんなで盛り上がりたい」そんな気持ちを前面に出しているんです。

そして何より新庄さん本人が一番楽しんでいるように感じました。

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私たちのホームグラウンドは職場です。

デスク作業も先達の仕事のセオリーに基づいたものです。

ネットワークインフラが普及し、現在ではどこにいても繋がる時代になりました。各自のデスクに鎮座する「モニター画面」も「キーボード」も「マウス」も繋がるための必須の道具なのです。

しかし最近は道具にばかり目が行きがち、その操作の習得にばかり意識が向きがちではないでしょうか。

一見スマートに見える職場環境もどこか時代に翻弄されているだけではないのでしょうか。

その職場。「従業員は果たして楽しい」のでしょうか。

過去のセオリーは次の時代のセオリーであり続ける保証はありません。

パソコンがスマホに代わっても同じこと。

情報機器の”OS”やアプリのバージョンが変わったところで同じことです。

私たちはその道具を使って「何を実現しようとしている」のでしょうか。

お取引先様の「お困りごとの解決」の本質に沿っているでしょうか。その先にある「消費者に喜びを提供」しているのでしょうか。そして結果として「社会に貢献している」と胸を張れるでしょうか。

そうでなければ、たとえ最新機器の操作に習熟していても次のステージに進むことはできませんよね。

新庄ビッグボスは言います。

「プロ野球を盛り上げるのは僕しかいない」
「目の前の地味な練習の先に優勝がある」
「自分で決め、即行動に移す」

これからの時代のリーダーに求められる資質は、従来のセオリー通り無難に職務をこなすのではなく、自信をもって突き進む「行動力」と周りを巻き込む「明るさ」なのでしょう。

新庄ビッグボスを招聘をしたチームのように、成果が上がらず鬱屈とした職場には、前例にこだわらない人材が望まれているのです。

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変化のとっかかりは何も難しい事ではありません。「世の中の当たり前に疑問を持つ事」や「普段の常識を変えてみる事」なんです。

例えば「よし、朝の一時間は職場のみんなで雑談タイムだ!今日は最近気づいた街の変化をざっくばらんに話してみよう」なんてのもいいかもしれません。

かつての”新聞”が、情報の鮮度から”ネット”にその地位を奪われました。その”ネット”を超える情報の鮮度は”私たちの生の声”なんです。

「今見たこと」「今聞いた事」「今感じたこと」・・・

職場みんなの生の声は、その地域にとって価値ある情報になりませんか。

そして狙いは「職場のみんなの変化のアンテナ感度を高める事」ですよね。

従業員が強く成れば、職場が強くなる。

職場が強く成ればお取引先様への「仕事の質に変化」が現れます。

そしてその結果「社会に貢献する」ことになるんです。

一日のスタートが、儀式のようにパソコンの電源を入れる毎日から、活気ある情報交換の場に変わるだけでもワクワクしてきますよね。

「職場は楽しくなくちゃ人は長続きしません」

私はそのように思うのです。

みなさんは如何お考えでしょうか。

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