見出し画像

レセプト終わり^^!ヤター!【訪問看護ステーション開設71日目】

いやあ、花火でもあげたい心持ち^^。

人生初のレセプト請求の作業がやっと終わりました。ウィル本部のS大臣、使っているメインの請求システムのサポートデスクの方(何度もすみません)と研修担当のEさん、ご指導誠にありがとうございました^^。

何はともあれ、ウィルよこはま北山田が真っ当に初のレセプト請求を完了できたのはS大臣筆頭に、皆皆さまのおかげさまです。

スタッフ一同、心より感謝^^。


自分も大概、これまでの人生でいろんな複雑で忍耐の必要な作業を乗り越えてきたつもりでしたが、、、

ざっと思い出してみると

・米国留学のVISA取得
・米国留学の留学先(USC@カリフォルニア州)での滞在手続き(米国の行政や事務方さんは不親切で不正確:日本人の想像を超えた間違いの連続。いやマジで)
・マンション購入
・一軒家購入
・博士号取得(審査員の先生方のご好意で再審査を3回繰り返し、取得まで合計8年間)
・オリジナルなビジネスを5年かけて軌道に(飯が食えるレベルまで)乗せる
・会社設立(自分でやりました)&訪問看護の指定申請(レセプト請求の迷宮の序章に過ぎなかった。。。)


それらの苦労や煩雑さや忍耐を必要とする大変さの、どれとも違う、

そもそもの「訳のわからなさ」と全てのフェーズに散りばめられている数々の「トラップ感」と基盤になっている「制度の複雑さ」と「ツール(請求システム)の一気通貫度の低さ」がとっっっっっっっっても印象的^^❤️(たぶん一生忘れない忘れられないレベル)


これ、極めて優秀な指導教官がついてくれてて完璧にフォロー&指導してくれているのに、、、、これですからねえ。1人でやっていたら、、、と思うとガクガクブルブル。。。絶対ちゃんとできない自信あり。。。


今後のための備忘録でメモしておきます。

・そもそもの訳のわからなさ

→使っているシステムの影響が大きいのかもしれませんが、全貌が見えにくいです。概論みたいなことをかなり分かりやすく精通している人に解説してもらわないと、自分なりの理解を作らないと、全貌がわけわからないまま、各論に囚われて、作業がぐるぐるなって時間が足りない、ということになりそうな工程です。

変数が多すぎる。介護保険・医療保険・国民健康保険(行政区ごとに保険者違う、後期高齢者医療も保険者を別の1つとしてみなす、なども知らんがな!だし:そもそも常識なさすぎ問題)・社会保険、そもそも請求先が違う。請求の仕方も請求先の団体も違う(介護保険は電子データ、伝送が可能だけど医療保険請求は紙で郵送か、まさかの紙での「持ち込み」:しかもなぜか老眼にはもはや大じな文字や数字が判読無理なA4印刷のみ)どうしてこうなっているのか、歴史や成り立ちを解説してもらわないと(理解していかないと)変なトラップに陥りそう


・各所に散りばめられた「トラップ感」

→いやあ、そうです。トラップ感^^!指導教官のS大臣もおっしゃってました


「ゲーム感ありますよね^^」


いや、笑顔では楽しめない^^!Sさんほんとすごい。ほんと日本のどこかに新設の訪問看護事業所で1人でレセプト独力でやっている人がいるとしたら全身全霊でエールを送りたい。

仲間がいて指導教官がいても心折れそうでしたワタクシ、はい🙇‍♂️(頑張って!なんもできんけど、ワタシもあなたと同じ船に乗っています^^。あなたは1人じゃない!)


いろんな場面にえ?そこ?っていう知らないことが多すぎて、直さないといけないことが多すぎて、細かすぎて、ほんと自分の能力を超えている作業。。。誰も悪意はないのはわかるんだけど、仕組み全体、成り立ち全体がツッコミどころが多すぎて(20年前に医療情報、という業界にいた自分としては20年経っても医療レセプトが紙で提出っていうのが意味がわからん。。。誰のせいなの?これ)

S大臣のように、慣れないうちは「ゲームだと思って乗り切る」が正解な気がするくらい、まともにただただ真面目に向き合ってたらノイローゼになりそう^^;


・制度の複雑さ

医療費助成、公費助成の仕組みがとにかく複雑で分かりにくい。。。

結論から言うと、文句より先に「日本っていい国だなあ〜」と感動するくらい、素晴らしい手厚い助成と優しい手厚さがこの国にはあります。それはほんと感謝。GHQと官僚の皆さんと医療保険・介護保険を作ってこの制度を支えてきてくださった先輩諸氏のおかげさまですね^^。国民皆保険万歳!介護保険万歳!


とはいえ、、、、とはいえですよ。フクザツ。

レセプト請求されている先輩方は「毎月毎月のことだから覚えますよ〜」「慣れたら簡単ですよ〜」とみなさんおっしゃいます。本当かしら???

しかも、制度と請求の手続きや提出フォーマットが、都道府県ごとに微妙に違ったりオリジナル感出してくるのです(いやそこ個性いらんがな)全国一括のシステムとフォーマットでよくないすか???誰のためのなんのための行政区ごとの「個性」?地域性が違うから?うーん。。。個別の地域性を踏まえた仕組みと「請求事務・提出システム」は別でいいと思うのだけど。。。しかもほぼ人力でやっているという行政側のマンパワーの使い方の勿体無さ、、、、、、、紙の勿体無さ、、、、(提出に至るまでにどれだけ確認のために印刷してシュレッダーかけたか)気が遠くなりそう。ごめんみなさん、叫ばせてください。


SDGsじゃねえ!!!!( *`ω´)



ふう。お上に文句言ってもお天道様に唾吐いても仕方なし。

我、粛々と毎月のレセやるなり(諦観)


ここでの一つの気づきとして事業運営、という目線では「制度に依存しないビジネスを併せ持つことで強くなる(ストレスの分散や平準化)」しかないのかもと感じてます。どちらも大事ですね。安定性と煩雑さとのバランス。いろんな稼ぎ方の組み合わせで柔軟性(しぶとさしなやかさ)を持つしかない。あとは制度自体を攻略してハックする。うん、これは粛々とやっていくしかないすね。


・ツール(請求システム)の一気通貫度の低さ

これ、うちは老舗のシステムを使っているので、最新のイケてるという噂のものを使うとまた印象が変わるのかもしれませんが、、、

「請求」の全肯定として準備・作業・提出・入金・事後処理の大きく分けて5工程あるのですが、、、それぞれに使うシステムや業者さんが違うのです。。。驚き!

準備:・自己負担の個人請求のための口座からの自動引き落としのための押印が必要な銀行口座の振替支払い依頼書の確保(記入してもらい回収して業者さんの定める提出期限までに提出しないといけない:引き落としが間に合わなくなる)

作業:上記で散々悪態ついた請求実務・実際の作業ですね:うちは老舗のシステムをつかってますが、介護保険の請求分の「伝送」にまた別のシステムを使って、実績は記録であるオリジナルクラウド電子カルテの「ウィルクラウド」を使ってます(ウィルクラウドはめちゃ使いやすいです^^マジで)

提出:上記述べたように、提出先も違うし、提出の仕方も、伝送と郵送・持ち込みといろんなパターンあります(今回はシステム申請が間に合わずCDで提出:懐かしい。フロッピーでも提出できると書いてあって歴史書かと思いました。フロッピー!!!?:冗談じゃなくてガチですよみなさん)

入金:提出からさらに1ヶ月以上先、実績が立ってから(8月分は)約2ヶ月後に入金(10月下旬)。その支払い基金からの「口座」も口座名義を証明するものを提出することを求められ、メガバンクの対応力のなさとオンラインバンキングの使いにくさ(もはや犯罪レベル)のせいですごいめんどくさいプロセスになってしまい、、、しんどい。個人請求の分も、別の業者さんの別のシステムで登録、請求依頼、確認しないといけない。しんどい。。。

事後処理:申請内容が間違っていたら、返戻(へんれい、と読みます)として差し戻しになり、入金も正しく再申請しないと永遠にされません。返礼の定義や基準は審査する各地方の厚生局によるそうです^^;同じことをしていても、ある地域の事業者さんは「よしよし、よくできました。ご褒美だよ。チャリン!」と入金され、ある地域の事業者さんは「間違ってるから直して再提出しないと入金しないよ」となる^^;なんじゃそれ!!!!意味がわからなすぎて誰のためのなんのための仕組み???となります。。。


全肯定を一気通貫に全部面倒見てくれるシステムがあるといいのに、できてない。誰か作ってー^^!ついでにUI/UXも大いに伸び代ある業界ですよ〜^^。


ふう。長々とすみませんでした。

でも事業者としては乗り越えないといけない当たり前のこと。これ(レセプト請求実務・個人請求実務)やらないと事業収入ゼロですからね。


文句ばー(ばかり)言ってないで仕事せえ!


福山時代に言われた(備後弁)先輩の言葉を思い出します^^。

何はともあれ、S大臣とたくさんの方のお陰様で乗り越えられました。この作業にかかりっきりの間、代わりに訪問行ってくれたり自分がやるべき別の作業を肩代わりしてくれたメンバーの皆さんにも心から感謝です🙇‍♂️ありがとう^^。

これからも毎月毎月、頑張ろ。・・・にしてもいつか一矢報いたいというか、ハックしてえ。。。



そして探求はつづく

画像1

飼い主の長男が三重の農業高校の寮に帰ってしまって寂しそうなおちょこ。高いところに登りたがります。そろそろ寒くなってきたので水槽にヒーターつけてあげなきゃなあ。うちの「のんき担当大臣(副大臣は次男)」です^^。






この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?