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分析の目的は大きく4つ!各目的毎に適切な分析を解説します!

みなさん、こんにちは!
ブームリサーチCS担当の原田です。

今日は、前回お話した分析の目的4つの「適切な分析」を、ご紹介していきたいと思います!

【この記事のざっくり説明】
・前回のおさらいをしましょう!
・生活者のインサイトから新しい商品や施策のヒントをみつけましょう。
・比較対象を持って分析することが大事です。
・エビデンスのあるデータを活用し説得力のある資料が作れます!
・炎上する前に火種を見つけて対処しましょう🔥!

前回の復習

前回のnoteでは、ブームリサーチを導入いただくお客様の分析の目的は大きく4つあり、まずはどの目的に当たるのか頭を整理しましょう!
とお伝えさせていただきました。

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みなさんはどの目的にあてはまりそうでしたか?
実際にブームリサーチのお客様の利用目的の5割は「プロモーションの効果測定」、次いで3割が「市場調査・環境分析」でした!

改めて、活用目的を整理していただいたところで、さっそく各目的での適切な分析をご紹介します!

<市場調査・環境分析>インサイト発掘をしましょう!

市場調査・環境分析では、ブランドや商品・サービスに対するインサイトの発掘ができます。
現代は、生活者の思考や行動がSNS上で可視化されて、トレンド化するスピードが非常に速いので、変化しつづけるトレンドや「いま」起きていることを把握する必要性が高まっています。

また、生活者が好意的に語っている文脈がわかれば、ブランドや商品・サービスに合致する接点を発見することができ、新しい商品や施策のヒントや発想に繋がりますよね。
分析を始める前に、自身で何について分析を行いたいのかを決めましょう!

【市場調査・環境分析の利用シーン】
ブランドや商品・サービスにおいて、、、、
・生活者の利用シーンを知りたい
・言及内容からイメージをキャッチアップしたい
・業界のトレンドをキャッチアップしたい
・好意的に語られている文脈を把握したい

今回は例として「緑茶」に対しての生活者のイメージについて分析をしてみましょう。
ブームリサーチでは、ブランドや商品・サービスと一緒に語られることが多いキーワードとして、「関連語」がでてきます。
関連語からは、生活者がブランドや商品・サービスに期待していることや、どんなイメージを持っているのかをキャッチアップすることができます。

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分析期間:2020/10/28-2020/11/27

分析結果から関連語を見てみると「口臭予防」「風邪予防」「インフルエンザ予防」「感染予防」といった予防に対してのクチコミがあったり、「カテキン」「ポリフェノール」を意識するクチコミが多かったことがわかりました。
◯◯予防として語られることが多く、昨今ではコロナウイルスの感染予防としても期待されていることがわかりました💡

<プロモーション効果測定>施策の良し悪しを把握し、次回の施策へ活かしましょう!

プロモーション効果測定ではSNS上でのプロモーションや施策の反響を調べることができます。クチコミが生まれたという結果とその要因は、分析してでてきた結果をもとに把握ができますよね。大事なのは、なぜこのような結果が生まれたのかを導き出し、次回のアクション(改善)を考えることです。
また、結果を多角的に評価することで、改善に必要な示唆を見つけることもプロモーション効果測定の目的です。

【利用シーン】
・広告/キャンペーン/PR活動がクチコミに与えた影響を定量的・定性的に測定したい
・競合他社の広告/キャンペーンのクチコミを分析し、自社の広告/キャンペーン戦略の立案に活かしたい
・テレビやWebニュースへの商品露出において、最もクチコミを発生する起因となったメディアを特定・把握したい

今回は事例として、携帯キャリアのCMの話題量を比較してみました。同じ会社さんのCMですが、起用タレントと公開時期が違うものです。
CM①とCM②でこれだけ話題量に差があります。分析において重要なのは比較対象があることです。軸を持ち分析をするのがオススメです!
それではさっそく分析してみましょう!

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今回のプロモーションの効果測定でわかることは、起用するタレントによってクチコミ数にこれだけ違いがあるということです。
自社のサービスの顧客層と相性のいいタレントという視点でも新たな発見に繋がりますね!
こういった結果から次回のアクション(改善)を考えていただくことが重要です。

<営業企画・推進>説得力のある資料づくりのためにデータを活用しましょう!

営業企画・推進の利用目的では、定量的なデータを利用することで資料に説得力を持たせます。
自社のブランドや商品・サービスの定量的なデータ(クチコミ数)、競合商品に比べた時の定性なデータ(自社の強み)などのデータがあると、資料も格段に説得力が増しますよね。

エビデンスのない情報は説得力もなく、相手の納得感も少ないです。
説得力のある資料づくりのためにエビデンスのあるデータは必要不可欠です!

【利用シーン】
・クチコミから自社ブランド・サービスの強みや弱みがわかるデータを営業資料へ活用したい
・販売促進物の作成のためにクチコミデータや内容を活用したい
・クライアント・得意先訪問時のドアノックツールとしてクチコミ分析の結果を活用したい

今回は例として、5つの栄養ドリンクを比較してみました。
ブームリサーチでは、地域シェアや年代シェアなどの属性情報も見れます。
自社の商品がどの年代層に支持してもらえているのかが、簡単な操作でわかります。

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「商品A」や「商品B」は若年層からの投稿率が高く、逆に、「商品D」や「商品E」は、30代、40代からの投稿率が高い商品であることが判明したデータとなりました。
ブームリサーチをご利用のお客様は他にも、自社に対するSNS上の好意的なクチコミ(UGC)をKPIにしていて、経営会議で報告するようの定量的なデータを分析していただいていたりもします!

<リスクモニタリング>火種となるクチコミをいち早くキャッチアップしましょう!

リクスモニタリングでは、火種となるクチコミをいち早くキャッチアップすることができます。
現代はソーシャルメディアの利用者数も増え、情報拡散のスピードも非常に早いです。Twitterや2ちゃんねるなどで発言された投稿は、24時間後、、すなわち1日あればあっというまにテレビにまで取り上げられます。
では、どうすれば炎上をとめることができるのか。

それはいち早く火種となる投稿をキャッチアップすることです。
いち早くキャッチアップするためにもリスクモニタリングは必要です!

【利用シーン】
・炎上の火種になりやすい2ちゃんねるや拡散のスピードが速いTwitterのクチコミをモニタリングしたい
・火種が発生した際に素早く状況を把握できる環境・体制の整備を行いたい

メーカーさんであれば商品の品質に対して「商品名✕リクスワード」で分析したり、企業の炎上に対しては「企業名✕リスクワード」で分析をしていただくといいですね。また、ブームリサーチは2ちゃんねると独占契約していますが、2ちゃんねるはネガティブなクチコミがされやすいメディアです。

企業名でのスレッドが立っていればどんな内容で語られているのかモニタリングもできます。また採用の時期だと、自社の採用のスレッドでは何が語られているかご存知ですか?ネガティブなクチコミをモニタリングするためにも是非2ちゃんねるも分析してみてください!

それでは、利用目的毎の分析方法のご紹介はここまでとなりますが、ご参考になりましたでしょうか?
参考になったよ!という方は「いいね」「コメント」をいただけるとても嬉しいです^^

次回は、「調べてみたシリーズ」です!
ぜひチェックしてくださいね。

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