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あえて「先生」とよばれることを選んだ

教育系フリーランスのプラットフォーム「しょくいんしつ」のお題「先生になるためのスイッチ」について

私はのべ30年以上、家庭教師、塾講師をつづけている。最近はオンラインが多いので、パソコンの前が職場みたいな部分はある。ただ、ライターもやっているので「先生スイッチがパソコンか?」というと怪しい…

それならばオーソドックスであるが「先生」という呼称こそスイッチかもしれない。

昔見たヒカルの碁がきっかけだったかも

まだまだ私にもあった若いときに、漫画でみた「ヒカルの碁」はインパクトがあった。名人の息子が、ライバルのひとりである同年代に囲碁を教えることになったシーンだ。

「囲碁を教える間は先生と呼べ」
このリクエストはすごくささった。

「物を教わるという状況だから、そういう気持ちをもつために」
という意味合いで先生と呼ぶ、呼ばせる

地味に大事かなと考えさせられた。

それまでの私、友達以上先生未満だった

堅苦しい空気は嫌いだったので、ざっくばらんに話せて勉強も
教えられる。そんな関係でいいかなと考えていた。

いまも、そんな考えはあるし、むしろフル活用している。ただし、昔は大学卒業して間を置かず家庭教師になった私には甘い考えだった。

お世辞にも強面でも、かっこよくもない私。
むしろ「のんきそう」と保護者にいわれるほどだ。

生徒が私の指示を軽く考えていた部分も目立った。

だから、「先生」というキャラを設定することにした。

生徒に先生と呼ばせる=スイッチ

そこからは、生徒に先生と呼ばせる時間を意識した。

漫画のセリフみたいに

あんたと呼ぶような人間に習う気はしないだろ

そういうと、自然と緊張感が保てる学習時間になった。
それが正解かは分からないが、ある程度の成績アップが顕著になった。家庭教師の信頼度は保護者からすれば点数アップと合格実績に尽きる。

だから、場所は使い方は迷うが「先生」という呼び名そのものが私のスイッチかもしれない。

まとめ:スイッチはいろいろ

今回は私の先生という部分のスイッチについて述べた。本当は自然体が一番ではある。だけど状況に合わせて見せ方はいいのだとも思う。

だからこそ、教えたいと考えるシチュエーションや目的に合う見せ方は考えておきたい。たしか、それを「コスチューム効果」といったような

このお題については、他のメンバーもいずれ~ではまた~

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